GeoTracker for Houdini
KeenTools より、Houdini 向け GeoTracker のオープンベータ版がリリースされました。ジオメトリベースのオブジェクトおよびカメラトラッキングを Houdini で直接行える、完全統合型の高機能マッチムーブソリューションです。
KeenTools は、コンピュータビジョン技術を搭載した扱いやすいツール群によって、VFX 業界で高い評価を受けてきました。これまで Nuke、After Effects、Blender のプラグインとして広く利用されてきた GeoTracker が、今回 Houdini にネイティブ対応したことで、VFX アーティストやモーションデザイナー、ジェネラリストは、その他のアプリケーションで実績を積んできた高速かつ高精度なトラッキング技術を Houdini 内でも活用できるようになりました。
この統合によって、Houdini ユーザのワークフローが大きく向上します。GeoTracker は、その直感的な設計により、トラッキングの経験がないユーザでも簡単に、シーン内で直接マッチムーブ作業を完結させることが可能です。2D のリファレンス映像からカメラやオブジェクトのトラック情報を直接取得できるため、部門間でのデータ受け渡しやアプリケーションの切り替えが不要になり、作業時間を大幅に短縮できます。その結果、ユーザはすぐにクリエイティブな FX 制作に取りかかることができます。さらに、現実の 2D 映像に基づくモーションを Houdini 内で即座に再構築できるため、シミュレーションやレイアウトにおける表現の自由度も大幅に向上します。
GeoTracker は SOP ノードとしてネイティブに実装されており、従来の OBJ コンテキストおよび Solaris ワークフローの両方に対応しています。いずれの環境でも、カメラやオブジェクトのトラックをシームレスにインポート/エクスポートできます。また、自動焦点距離予測やズームトラッキング機能を備えているほか、FaceBuilder で作成したカスタムヘッドをリジッドオブジェクトとしてトラッキングすることも可能です。トラッキングされたジオメトリは、コライダ、エミッタ、モーションドライバとしてそのまま FX パイプラインに活用できます。
ユーザの皆さまが迅速にツールを習得できるよう、KeenTools は Houdini エデュケーターの David Torno(FendraFx.com)と協力し、包括的な学習ワークショップを制作しました。3 時間超にわたる詳細な Deep Dive チュートリアルに加え、クイックスタートおよびインストールガイドも含まれています。
オープンベータ版の公開にあたっては、FX ショットおよびブレイクダウンの提供や実制作環境でのツール検証において、以下の Houdini コミュニティのアーティストの皆さまにご協力いただきました。
- David Torno / FendraFx.com
- Bryan Holt
- Matt Ekstrom (Inside the Mind)
- Razvan Ciobanu (Voxyde)
- Jorge Lega
- Zak Katara
- Joakim Ekstroem
- Hiral Joraval (VFX Magic)