Linux ライセンスサーバのアップグレード方法

Linux マシンをヘッドレスで運用している場合、 Launcher は使用せず、必ず旧式の Installer を使用してください。

インストールする Houdini バージョンの最新版 プロダクションビルド または デイリービルド をダウンロードします。

Linux のメインインストールファイル内に含まれている sesinetd.install スクリプトを使って、ライセンスサーバコンポーネントのみをインストールすることも可能です。

CentOS 7 や RHEL7 等の古いディストリビューションの場合、gcc9 バージョンの Houdini 20.5 を実行する必要があります。デフォルトの gcc11 バージョンは稼働しません。

Linux 上にライセンスサーバのみをインストールする場合の例:

tar xvzf houdini-21.0.411-linux_x86_64_gcc11.2.tar.gz
cd houdini-21.0.411-linux_x86_64_gcc11.2
sudo ./sesinetd.install

プロンプトに従ってください。

Linux 上では、/usr/lib/sesi 内にライセンスツールが保存されます。

sesinetd および sesictrl ツールの旧バージョンの自動バックアップおよび、ライセンスファイルは /usr/lib/sesi/BACKUP_SESI* に保存されます。

Systemd か System V か

ライセンスサーバデーモン (sesinetd) は systemd に対応していません。古いインストーラを使用している場合 (例: houdini-21.0.411-linux_x86_64_gcc11.2.tar.gz) 、sesinetd デーモンが sytem V を使用します。但し、systemd を使うようデーモンを設定することもできます。そのための sesinetd.service ユニットファイルが、/usr/lib/sesi に提供されています。

Launcher を使用する場合、システムが対応していれば、ライセンスサーバで systemd によるインストールが試行されます。