ピーク使用量ログ

Houdini 18.0では、ライセンスの使用状況のモニタが可能になりました。

これは製品タイプごとのピークライセンス使用状況が計測できる良いツールです。定められた間隔でピーク使用量を計測、さらにオプションでユーザデータもログファイルに出力可能です。各種形式でエクスポートでき、ニーズの拡大に応じた、ライセンスの追加購入の計画に使用できます。

使用ログの有効化

適切なオプションを sesinetd.options ファイルに追加し、サーバデーモンである sesinetd を再起動します。

ログファイルのパーサー

Houdini 18.0.525 以降には、使用状況ログのパーサースクリプトである parsepeakuserlog.py が同梱されています。 このスクリプトで、ログファイルを読み易い形式に変換可能です。
パーサーは $ HFS/houdini/python2.7lib 以下にあります。 $HFS 変数は Houdini のインストール場所です。

例えば $HFS が /opt/hfs18.0 の場合、 parsepeakuserlog.py は /opt/hfs18.0/houdini/python2.7libs 以下にあります。

ログファイルパーサーの使用法

python parsepeakuserlog.py でスクリプトの使用法が表示されます。

xlsx 形式での出力には xlsxwriter が必要です。
タイムゾーンの正しい解釈には ptyz というPython モジュールのインストールが必要で、 --time-zone option が必要です。ただし時間は常にサマータイムを考慮しない時間表示となります。

詳しくは ピークの使用状況をログに残す を参照してください。