EDUCATION 製品
Education ライセンスは、個人の学生や教育機関のコンピュータラボで使用するためのものです。こうした使用環境に合ったライセンスサーバの設定方法を確認しましょう。Education ライセンスは非商用のため、教育・学習目的のみで使用できます。
Houdini ライセンスサーバ
Houdini の実行には、ライセンスサーバが必要です。デフォルトでは Houdini インストール時にサーバも作成されますが、ライセンスタイプによっては、サーバを別に設定することも可能です。用途に応じて選べるサーバの場所は、以下の通りです。
SideFX ログイン
ライセンスを SideFX サーバ上に置いたままにしておけば、ログインすることでアクセス可能です。こうすることで複数のマシンからライセンスへアクセスできますが、一つのライセンスを一時に使用できるのは、単一のユーザが単一のマシンのみからです。この設定方法で効率的に作業するには、安定したインターネット接続が必要です。
ローカルサーバ
使用するコンピュータをローカルサーバとして、ノードロック形式のライセンスをインストールできます。この方法であれば、マシンがオフライン時も作業を続けられます。全ての作業を一台のマシンで行うユーザに最適のサーバです。
ネットワークサーバ
教育機関では、多くの学生がアクセスできる場所にライセンスサーバを設置します。各学生がフローティングライセンスを取得する度に、他の学生が利用できるライセンス数が減ります。
教育ライセンスはグローバルアクセス対応のため、学校は世界中の学生や教職員が共有できる場所にサーバーを設置することもできます。これにより、フローティングライセンスを24時間いつでも使用できるようになります。
Education ライセンスのインストール場所::
所有しているライセンスの種類によって、異なるサーバ設定を適用可能です。
- 学生向け 学生向けライセンスの場合、SideFX ログインまたはローカルサーバを指定してください。
- Schools have グローバルアクセスライセンスを所有している教育機関は、ネットワークまたはクラウドにサーバを設定できますが、必要に応じて、SideFX ログインかローカルサーバにも設定可能です。
学生
教育機関
SIDEFX ログイン
ローカルサーバ
ネットワークサーバ
非グラフィック | Houdini ENGINE Education
Houdini Education のパイプラインにおいて、 GUI を表示せずに、バックグラウンド処理だけ実行したい場合があるかもしれません。Houdini Engine Education ライセンスは、こうした非グラフィック環境に対応するよう設計されています。
重要: Houdini Engine Education ライセンスは Houdini Education のインタラクティブ (GUI) 使用はできません。非グラフィック環境でのみ実行可能です。
Houdini Engine for Unreal/Unity のライセンスをインストールしないでください。これは商用ライセンス専用であり、 HDALC ファイルを読み込むことができないため、これらのライセンスをサーバにインストールすると問題が発生する恐れがあります。
Houdini バッチ処理
レンダリングやシミュレーションをコンピュータファームで実行する場合、 Engine ライセンスを用いてバッチモードで Houdini の実行が可能です。レンダリングの場合には、Engine を使用して Houdini シーンファイルを USD 形式に変換し、Karma でレンダリングすることもできます。
Engine プラグイン
Houdini Engine Education の特徴のひとつは、Unreal、Maya、Unity、3ds Max といったホストアプリケーション上で、プラグイン経由で HDA (Houdini Digital Assets) を開くようにできることです。 HDA を作成するアーティストは、 Houdini インタラクティブライセンスで、 Houdini Engine プラグインも実行可能です。 一方、Houdini を起動する必要のないアーティストは、Houdini Engine Education ライセンスを使うことで、ホストアプリケーション内でプラグインの実行が可能になります。