Houdini Engine for UE4

Posted 12月 02, 2015
By rmagee
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Side Effects Software は、 Houdini Engine for UE4 のリリースを発表しました。このプラグインにより、ゲームアーティストや開発者は、業界で高い評価を受けている Houdini のプロシージャル テクノロジを、 UE4 エディタ内で利用できるようになります。

高精細かつインタラクティブな世界の構築は、制作チームの規模を問わず実現可能なところまで来ています。 Unreal Engine 4 は、Houdini Engine の統合によってシームレスに強化されたパワフルなプロシージャル機能を開発者に提供するものです。

By Epic Games 最高技術責任者 Kim Libreri

このプラグインによりアーティストは、 Houdini のプロシージャル ノードベース ワークフローを使って構築された Houdini デジタルアセットを、パラメータやコントロールとともに UE4 エディタにロードし、その結果を UE4 内でカスタマイズすることができます。 Houdini と Houdini Engine を併用することにより、アーティストはオリジナルのツールを容易に作成して制作現場で迅速に共有し、常に高品質な結果を実現することが可能です。

Houdini 15 のゲーム制作用ツール

プロシージャルなゲームアセット制作の強化を図るため、 Side Effects は先ごろ、新しいモデリング及びテクスチャリング ツールを搭載した Houdini 15 をリリースしました。これによりモデラは、新しい ツイーク ワークフローやエッジスライド、ソフト選択のハイライト表示、 PolyBridge ノードや 道路作成に適した PolyExpand 2D ノードなどの新しいツールを利用できるようになりました。高解像度モデルを扱う作業では、新しいリトポツールにより、高解像度ジオメトリ上に低解像度ジオメトリをスケッチして構築することが容易に行えます。

Houdini 15 のモデリングとテクスチャリング機能はすべて、ゲームアーティストを考慮して改善が図られたものです。」 Side Effects のゲーム部門ディレクタ、 Judith Crow は言います。「こうしたツールにより、ビューポート内でのインタラクティブなモデリング作業や、プロシージャルアセットを構築し、Houdini Engine プラグインを介して UE4 エディタ内に読み込むことが可能になります。

Judith Crow, Director, Games Segment, SideFX

さらにHoudini 15 では、テクスチャ ベイク機能が強化され、UDIM テクスチャ、ワールド空間法線マップ、 UV メッシュ境界およびオーバーラップした UV 領域の描画がビューポートでサポートされ、ゲーム制作においては、接線空間法線マップのインポート / エクスポートや、バンプマップやディスプレースメントマップの法線マップへの変換が可能になりました。

製品と価格情報

Houdini Engine for UE4 は、以下の製品を用いて即時ご使用いただけます:

Houdini Indie は年間収入が 10 万米ドル以下のインディーズ ゲームディベロッパ用に開発されたもので、 Houdini のインターフェースでアセットを 構築し、Unreal Engine のエディタに読み込むことができます。 Houdini Indie は年間価格 199 米ドル、 Houdini Engine Indie は年間価格 99 米ドルで、 UE4 へのアセットの読み込みのみに機能が制限されています。

Houdini および Houdini FX  は、商用プロジェクトを行うゲーム制作会社用に開発されたものです。 Houdini は 1,995 米ドル、 Houdini FX は 4,495 米ドルからご購入いただけます。また、 Houdini Engine のスタンドアロン ライセンスは、年間価格 $499米ドルからとなっています。
※価格は2016年10月現在のもので、今後価格改定の可能性があります。


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