| On this page |
概要 ¶
ケーブルとは、複数の個別のワイヤー(入力)で構成されたワイヤーのことです。 ケーブルは、1本のワイヤーだけで複数のワイヤーを入力ポートに接続することができます。 これは、同じノードを複数の出力に適用したい時に、それぞれの出力を入力に接続する手間が省けるので便利です。 また、ケーブルはHDAでの可変長の入出力にも対応しています。
ケーブル内のワイヤーは、そのワイヤー名によって識別されます(同じ名前を持つ複数のワイヤーが存在する場合、照合インデックスを使用して区別されます)。 デフォルトでは、ケーブルはネットワーク内を移動する際、元々の接続順を維持します。 Cable Sort COPを使用すれば、代わりにワイヤー名に基づいてワイヤーをアルファベット順に並べ替えることができます。
ケーブルは、以下のようなワークフローを可能にして、簡素化します:
-
ケーブル出力を使用すれば、HDAは固定ポートから可変長の結果をエクスポートすることができます(HDAを介してファイルのすべてのAOVをエクスポートするを参照)。
-
ケーブルポートを使用すれば、HDAは可変長入力を受け取ることができます(HDAで可変長レイヤを受け取るを参照)。
-
ノードの通常ポートにケーブルを接続すると、そのノードはそのケーブル内のワイヤー毎に処理を実行するようになります(ケーブル入力の効果を参照)。
-
ケーブルのワイヤーをノードの入力間で振り分けることができます。これによって、複数のワイヤーの代わりに1本のケーブルで接続が可能になります。 これは、Input Overrideケーブルを介して、または、特別な可変長入力に対して動作します。
-
ケーブルには、構造化されたデータを格納することができます。 例えば、Preview Material COPは、すべての構成マップを含んだケーブルを出力します。 これによって、マテリアルを引き渡したり、他のマテリアルと合成するのが容易になります(マテリアルケーブルの作成および2つのマテリアルのブレンドを参照)。
Input OverrideケーブルとAll Outputsケーブル ¶
一部のCopernicusノードの左上または右上には緑色のブロックがあります。このブロックは以下のようなものです:
-
左上ブロック: Input Override Port
-
左上ブロックのワイヤー: Input Override Cable
-
右上ブロック: All Outputs Port
-
右上ブロックのワイヤー: All Outputs Cable
Input Override Port は Input Override Cable を受け取り、ノードの通常入力をオーバーライドします。
このポートをCOPノードに追加するには、パラメータエディタのギアメニューから Add Input Override Port を選択します。
オーバーライドは、 Input Override Cable 内のワイヤー名とノードの入力ラベルを照合することで適用されます。
Note
ネットワークワイヤーが Input Override Cable よりも優先されます。
例えば、 Input Override Cable にbrightという名前のワイヤーがあって、そのワイヤーがノードのbright入力ポートに接続されていた場合、その入力ポートには、その Input Override Cable からの入力ではなく、ネットワークワイヤーが使用されます。
All Outputs Port は、ノードの出力を1本のケーブルにまとめた All Outputs Cable を生成します。 この All Outputs Cable のワイヤーは、元々のノードの出力ラベルに基づいて名前が付けられます。 このポートは、特に(File COPなどから)プロシージャルに可変長出力を取得する場合に役立ちます。 All Outputs Port は、2つ以上の出力を生成する可能性があるCOP上に存在します。
ケーブルノードの使い方 ¶
| To... | Do this |
|---|---|
|
ケーブルを作成する |
|
|
ケーブルを複数のワイヤーに戻す |
|
|
2本のケーブルを結合する |
|
|
2本のケーブルを切り替える |
|
|
フィルタに基づいてケーブルを分割する |
|
|
ケーブルを編集する |
他のノードを使用することで、以下の方法でケーブルを編集することができます:
|
ケーブル入力の効果 ¶
ケーブルを通常ポートに接続すると、ノードはそのケーブル内のワイヤー毎に処理を実行するようになります。 これは、ケーブルをアンパックして、各ワイヤーをターゲットノードの新しいコピーに接続してから、それらの結果すべてをケーブルにまとめることと似ています。 同様に、同じサイズのケーブルをノードの別入力に接続することもできます。 この場合、ノードの各クックは、それらのケーブルから別々のワイヤーセットを使用します。 この状況では、単純なワイヤーが他のポートのどれかに接続されていると、そのデータはすべての出力ワイヤーのクックに使用されます。
例えば、C(RGBA)、depth(Mono)、diffuse(RGB)のワイヤーで構成されたCable1と、color(RGBA)、depth(Mono)、Cd(RGB)のワイヤーで構成されたCable2があるとします。
Cable1とCable2をそれぞれBlend COPのbg入力とfg入力に接続すると、blend出力はCable1と同じ構造のケーブルになります。
さらにそのBlend COPのmask入力にMonoレイヤを接続すると、そのマスクは3つの出力ワイヤーすべてのブレンディング結果に影響します。
Note
現在のところ、ケーブルをネスト化できないので、上記の例は、所定のケーブル出力を持つオペレータに対して動作しません。
また、可変長入力を持つ多くのノード(例えば、Contact Sheet COPやStamp Points COP)は、可変長ポートでケーブルを受け入れます。 ケーブルがそのような入力に接続されると、そのワイヤーは後続のサブポートに振り分けられます。 例えば、4本のMonoワイヤーを持つケーブルをContact Sheet COPに接続すると、その4本のワイヤーが個別にノードに接続されているかのように動作します。
ケーブルの活用方法 ¶
| To... | Do this |
|---|---|
|
HDAを介してファイルのすべてのAOVをエクスポートする |
これで、このHDAのインスタンスを配置して、ファイルを選択し、 Add AOVs from File ボタンをクリックできるようになりました。 出力ケーブルには、選択したファイル内のすべてのAOVが含まれます。 |
|
HDAで可変長レイヤを受け取る |
これで、このHDAのインスタンスを配置して、いくつかのレイヤを含んだケーブルをそのインスタンスに接続できるようになりました。 この入力ケーブルのワイヤーは、モザイクで組み立てられて出力されます。 |
|
|
|
2つのマテリアルをブレンドする |
|
| See also |