このオペレータは、VEXコンテキストで使えるアンチエイリアスがかかった静脈パターンを生成します。
最も重要なパラメータは、Vein Projectionタイプです。
Linear投影は、縞のような模様を生成し、ノイズが追加されて大理石のようなパターンになります。
Cylindrical投影は放射状の模様を生成し、ノイズの摂動も受けます。
これは、Vein Direction (vdir)に(0, 0, 1)のようなZバイアスが主に与えられている場合、木目のようなパターンを生成します。
Spherical投影は、瑪瑙(めのう)のようなパターンや、層状のマテリアルの断面をシミュレーションするのに便利です。
Vein Direction(vdir)入力は、LinearおよびCylindrical投影タイプと共に使用されますが、静脈模様の全体の方向を決定します。
Vein Frequency(vfreq)およびNoise Frequency(nfreq)を一時的に小さくすることで、一般的な静脈模様の方向をうまく可視化することができます。
Vein Frequency (vfreq)は、内部でコールされたRampsオペレータの“s”のパラメトリック値を変更することで、パターンの静脈模様の数を制御します。
幅の広い、または細い静脈模様を作成するには、Vein Attenuation (vatten)入力を変更します。
Vein Spacing(vspacing)は、パターンの静脈模様数に影響するという点では、Vein Frequencyと同様に機能しますが、“s”ではなくランプの周波数を使用します。
つまり、vfreqはドメイン乗数であるのに対し、vspacingはドメインが与えられた縞の周波数を決定します。
Even Softness(evensoft)トグルは、静脈がその骨格の両側でソフトに減衰するか、片側ではっきり停止するかを決定します。
この特長は、全体的にソフトな静脈模様である大理石と、その年輪が明らかに片側だけはっきりしているいくつかのタイプの木の区別を行なう場合に役立つことがあります。
どのようなパターンでも認識できるように少なくともPosition(pos)入力を必ず接続してください。
最も簡単な方法は、グローバル変数Pをpos入力につなぐことです。
通常は、Rest PositionやUV Space Changeを
posへの入力として使用します。
Pが必要な場合は、Global Variablesオペレータから使用することができます。
このオペレータの機能をテストするには、その出力をColor MixオペレータのBias入力につないで、
その生成されたカラーを
Output Variablesの
Cf入力へ接続します。
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