Houdini 20.5 キャラクタ KineFX

spline

スプラインソルバをセットアップします。

Since 20.5
この機能はまだ開発中です。現在の機能は未完成で変更される予定であり、 ドキュメントが手薄だったり、なかったりします。 これを使用するときは、そのことに我慢してください。

このコンポーネントは、スプラインソルバをセットアップし、接線コントロールまたはユーザによるカスタムセットアップにコントロールを追加します。 このコンポーネントは、様々なセグメント、パーツ、キャラクタに対してループで実行することができます。

このコンポーネントの使用例は、キャラクタのリギングを参照してください。

パラメータ

name

このコンポーネントによって作成されるノードに追加される名前。 segments を使用する場合、セグメント名もノードに追加されます。

guidesource

コントロールの作成時に参照として使用されるガイドスケルトン

Settings

curveorder

CVから構築するBezierカーブの階数(Order)。 デフォルトは2(線形Bezierカーブ)です。

Bezierカーブの各セグメントは、CVの数 = 階数である必要があります。 複合カーブは、カーブセグメント間でCVを共有しているので、カーブセグメントが追加される度にさらにorder-1個のCVが必要になります。 この要件は、CVの数 % (階数-1) == 1の方程式で表現することができます。

各CVがカーブの形状に対して相対的に局所的な影響を与えつつ2次や3次の多項式カーブの滑らかさや柔軟性を確保できるようにするために、 階数が3や4のカーブがよく使われています。

tangent

チェーンの長さの方向。

pinroot

オンの時、駆動されるrootの方向をコントロールに拘束します。オフの時、スプラインソルバがrootの方向を決定します。

pintip

オンの時、駆動されるtipの方向をコントロールに拘束します。オフの時、スプラインソルバがtipの方向を決定します。

Driven

segments

セグメントは、各スプラインチェーンを分けるタグです。 タグは、Attribute Adjust Array SOPを使用してスケルトンジョイントにセットアップすることができます。 詳細は、リギング用スケルトンの準備を参照してください。

segments が空っぽの場合、splineロジックは1回だけ実行されます。

Note

segments パラメータはAPEXパスパターン(例えば、%tag()関数)に対応していません。代わりに、このフィールドにタグ名を直接指定してください。

driven

駆動するTransformObjectノード(例えば、spine_01spine_02spine_03)。 このパラメータは、APEXパスパターンにも対応しているので、このフィールド内にタグ(例えば、%tag(spline))を指定することができます。

fktransformコンポーネントtags パラメータにデフォルトで設定されているbindタグも指定することをお勧めします。 fktransformコンポーネントは通常、リグの構築を開始するのに使用される最初のコンポーネントです。 bindタグを含めると、例えばsplineタグなど、継承した可能性のある他のコントロールを含めないようにすることができます。 この場合は、 driven%tag(bind) & %tag(spline)に設定することができます。

root

スプラインのroot。 これが空っぽの場合、駆動されるチェーンのルートが使用されます。 このパラメータは、APEXパスパターンに対応しているので、このフィールド内にタグ(例えば、%tag(splineroot))を指定することができます。

segments を使用する時、例えば%tag(splineroot) & %tag({segment})など、セグメント名とタグを使用することができます。 {segment}文字列は、セグメント名を検索するのに使用します。

tip

スプラインのtip。 これが空っぽの場合、駆動されるチェーンの先端が使用されます。 このパラメータは、APEXパスパターンに対応しているので、このフィールドにタグ(%tag(splinetip))を指定することができます。

segments を使用する時、例えば%tag(splinetip) & %tag({segment})など、セグメント名とタグを使用することができます。 {segment}文字列は、セグメント名を検索するのに使用します。

Driver

デフォルトで、splineコンポーネントは、 rootnamerootcvnametipcvnametipname の4つのコントロールを持つ接線スプラインをセットアップします。 コントロールは、tipとrootを参照として使用して自動で作成されます。 コントロール名は固有で、他のコントロールと干渉しないようにしてください。 複数のスプラインを作成する時は、名前の衝突が起こらないように、{segment}文字列を使用すると良いでしょう( root パラメータを参照してください)。

custom

オンの時、カスタムスプラインセットアップの作成に driversresampleprefix および suffix パラメータを使用できます。

rootname

rootコントロールの名前。

rootcvname

rootの接線CV(制御頂点)の名前。

tipcvname

tipの接線CVの名前。

tipname

tipコントロールの名前。

drivers

custom がオンの時、これらはカスタムスプラインセットアップのドライバです。 コントロールはドライバに基づいて作成されます。 このパラメータは、APEXパスパターンに対応しているので、このフィールドにタグ(例えば、%tag(spline))を指定することができます。

resample

custom がオンの時、コントロールは、この値に基づいて削除されます。

prefix

custom がオンの時、これはカスタムスプラインセットアップのコントロール名の接頭辞になります。

suffix

custom がオンの時、これはカスタムスプラインセットアップのコントロール名の接尾辞になります。

Parents

rootparent

rootの親。空っぽのままの場合、rootは root の親に親子化されます。 複数のスプラインをセットアップする場合、このフィールドは空っぽのままでも構いません。 しかし、ガイドスケルトンに親タグを設定し、その親タグとセグメントタグを使用すると、セグメント毎に正しい親を取得できます。

このパラメータは、APEXパスパターンに対応しているので、このフィールドにタグ(例えば、%tag(<tag>))を指定することができます。

tipparent

tipの親。このパラメータは、APEXパスパターンに対応しているので、このフィールドにタグを指定することができます。

cvparent

CVの親。このパラメータは、APEXパスパターンに対応しているので、このフィールドにタグを指定することができます。

Tags

tags

このコンポーネントによって作成されるノードに追加されるタグ。

Shape

scaleinheritance

コントロールのスケールの継承

shape

コントロールのシェイプ。ビルトインのAPEXコントロールシェイプのどれかに設定することができます。

scale

コントロールシェイプのスケール。ガイドスケルトンからシェイプのスケールを継承するには、この値を(0, 0, 0)に設定します。

color

コントロールシェイプのカラー。ガイドスケルトンからシェイプのカラーを継承するには、この値を(0, 0, 0)に設定します。

See also

KineFX

概要

キャラクタ要素の準備

APEXグラフを使用したリギング

APEXスクリプトを使用したリググラフの構築

リグコンポーネントを使用したリギング

ビューポート内でアニメーションを付ける

SOPベースのアニメーション

変形

アニメーションのリターゲット

H20以前

ペイン

別表