Houdini 19.5 ノード TOPノード

ShotGrid Server Begin TOP node

持続型ShotGridコマンドサーバーを起動します。

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Since 18.0

このノードを使用することで、ShotGrid Serverワークアイテムを作成することができます。 このノード内のセッションワークアイテムは、持続型ShotGridプロセスに関連付けられます。

Note

ShotGrid APIはHoudiniには用意されていませんので、手動でインストールする必要があります。

ShotGrid APIをインストールするには、以下の手順を踏んでください:

ShotGridで認証を通すためには、以下の3つの方法のどれかが必要です。

Note

ShotgunはShotGridという新しい名前に変わりましたので、既存の$PDG_SHOTGUN_*環境変数とshotgun.jsonは今後のリリースで廃止されます。 それぞれShotGridに名前を変更した$PDG_SHOTGRID_*shotgrid.jsonに移行してください。

認証の優先順位は、$PDG_SHOTGRID_LOGIN$PDG_SHOTGRID_SCRIPT_NAME$PDG_SHOTGRID_SESSION_TOKENの順で、それらがなければ次にshotgrid.jsonを検索してそれを使用します。 つまり、環境変数でオーバーライドを指定できるようになっています。

環境変数内に認証情報を公開するのはセキュリティ的に危険なので、shotgrid.jsonの使用を推奨します。

コマンドチェーンの使い方の詳細は、コマンドサーバーを参照してください。

TOP Attributes

loopiter

[int]

このアトリビュートは、Feedback Beginノードから継承されます。

これは、ループに関連付けられた一連のワークアイテムをループさせる反復回数です。 入れ子のフィードバックループを使用する時は、レベル毎に反復回数を指定したいので、このアトリビュートには配列値を指定することができます。 一番外側のループのループ反復値はloopiter[0]に格納し、次のレベルはloopiter[1]にといったように格納します。

loopnum

int

このアトリビュートは、Feedback Beginノードから継承されます。

ワークアイテムがどのループに関連しているのかを追跡します。 このアトリビュートは、同じFeedback Beginノード内で複数の独立したループを生成させる時に関係します。 例えば、Wedgeノードを使ってFeedback Beginノードを駆動させる時です。

loopsize

int

このアトリビュートは、Feedback Beginノードから継承されます。

このアトリビュートは、ループの合計の反復回数です。

パラメータ

Generate When

このノードがワークアイテムを生成するタイミングを決めます。 このノードがどの生成モードを必須にしているのか、もしくは、ワークアイテムを動的に生成させる必要があるのかどうか分からないのであれば、通常では、これを“Automatic”のままに設定してください。

All Upstream Items are Generated

このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムを生成した時にワークアイテムを生成します。

All Upstream Items are Cooked

このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムをクックした時にワークアイテムを生成します。

Each Upstream Item is Cooked

このノードは、入力ノード内のワークアイテムがクックされる度にワークアイテムを生成します。

Automatic

入力ノードの生成モードに基づいて生成モードが選択されます。 入力ノードのどれかがその入力のクック時にワークアイテムが生成されている場合、このノードには Each Upstream Item is Cooked が設定されます。 そうでない場合、 All Upstream Items are Generated が設定されます。

Cook Loops Sequentially

このトグルを有効にすると、このノードで作成されたループは、1度に1ループで順々に完了させてクックします。 このトグルを無効にすると、独立したループは並列でクックすることができます。

Session Count from Upstream Items

このトグルを有効にすると、このノードは、上流のワークアイテム毎に、単一サーバーワークアイテムとそのサーバー付きセッションを作成します。 無効にすると、上流のワークアイテム毎にサーバーアイテムが作成されます。

Number of Sessions

サーバーと一緒に作成するセッションの数。 各セッションワークアイテムは、同じサーバーを使って他のセッションワークアイテムと直列でクックされます。 このノードからCommand Server Endノードまでの一連のセッションワークアイテムは、クックを完了した後に次のセッションを開始します。

Server Port

サーバーと通信するTCPポート番号( Connect To Existing Server が無効な時)、 または 、既存サーバーに接続する際に使用するポート番号( Connect To Existing Server が有効な時)。 デフォルト値の0は、システム側に未使用ポートを動的に選択するように伝えます。 通常では、これがあなたの求めている挙動でしょう。 そのポート番号を特定の範囲内に維持したい(ポート番号が利用できることを保証したい)場合、ここには9000 + @pdg_indexのようなエクスプレッションを使用することができます。

Connect to Existing Server

このトグルを有効にすると、ワークアイテムは、新しいサーバーを起動せずに、既存サーバーに接続されます。

Server Address

Connect to Existing Server が有効な時のその既存サーバーアドレス。

Load Timeout

共有サーバーインスタンスに到達可能であるかどうかを初期検証する時に使用するタイムアウト。 通信に成功せずにこのタイムアウトが過ぎると、そのサーバーのワークアイテムが失敗としてマークされます。

ShotGrid URL

ShotGridインスタンスが通信するURL。 デフォルト値は$PDG_SHOTGRID_URLです。 これは、ワークアイテムが実行された時にその環境変数が定義されている必要があります。 しかし、URLが既に分かっているのであれば、ここに絶対パスを設定することができます。

HTTP Proxy

ShotGridインスタンスと通信するプロキシサーバーのURL。

Custom CA Certs

ShotGridインスタンスと通信する際に使用するSSL認証局のカスタムリストのパス。

Feedback Attributes

有効にすると、各反復の終了時点における指定されたアトリビュートが、次の反復の開始時点での該当するワークアイテム上にコピーされます。 これは、ワークアイテムが次の反復のクックを開始する直前に行なわれます。

Tip

フィードバックさせたいアトリビュート(s)は、スペース区切りのリストまたはアトリビュートパターン構文を使用して指定することができます。 アトリビュートパターンの記述の方法の詳細は、アトリビュートパターン構文を参照してください。

Feedback Output Files

有効にすると、各反復の出力ファイルが次のループの反復の開始時点での該当するワークアイテム上にコピーされます。 これらのファイルはそのワークアイテムの出力として追加されるので、ループ内のワークアイテムの入力として利用可能になります。

ループアトリビュート名

以下のパラメータを使用することで、このノードで作成されるワークアイテムのアトリビュートの名前をカスタマイズすることができます。

Iteration

ワークアイテムの反復回数を格納するアトリビュートの名前。

Number of Iterations

合計の反復回数を格納するアトリビュートの名前。

Loop Number

ループ番号を格納するアトリビュートの名前。

See also

TOPノード

  • Attribute Array

    ワークアイテム上に配列アトリビュートを作成/変更します。

  • Attribute Copy

    あるブランチのワークアイテムのアトリビュートを他のブランチのワークアイテムにコピーします。

  • Attribute Create

    入力のワークアイテムすべてに対してアトリビュートを作成または設定します。

  • Attribute Delete

    ワークアイテムからアトリビュートを削除します。

  • Attribute Promote

    ワークアイテム、グローバルアトリビュート、出力ファイルとの間でアトリビュートとフィールドをコピーします。

  • Attribute Reduce

    配列アトリビュート値を単一値に下げます。

  • Attribute Rename

    ワークアイテム上のアトリビュートの名前を変更します。

  • Attribute from String

    ファイル名などの文字列からアトリビュート値を解析します。

  • Block Begin Feedback

    For-Loop with Feedbackブロックを開始します。このブロック内のTOPノードは直列で実行され、オプションで入力のワークアイテム毎にループさせることができます。

  • Block End Feedback

    For-Loop with Feedbackブロックを終了します。このブロック内のTOPノードは直列で実行され、オプションで入力のワークアイテム毎にループさせることができます。

  • CSV Input

    CSVファイルのデータをワークアイテムのアトリビュートにコピーします。

  • CSV Output

    ワークアイテムのアトリビュートをCSVファイルに書き出します。

  • Command Send

    実行させたいコードを共有サーバーに送信します。

  • Command Server End

    サーバーブロックを終了します。

  • Deadline Scheduler

    Thinkbox社のDeadlineソフトウェア用PDGスケジューラ。

  • Download File

    1つ以上のURLからコンテンツをファイルにダウンロードします。

  • Environment Edit

    ワークアイテムのコマンドラインが実行する環境下で設定する変数を編集します。

  • Error

    条件が満たされた時に警告またはエラーを出します。

  • FFmpeg Encode Video

    静止画像シーケンスを動画に変換します。

  • FFmpeg Extract Images

    動画ファイルから静止画像シーケンスを抽出します。

  • File Compress

    ファイルをアーカイブに圧縮します。

  • File Copy

    実行時またはノードがファイルを生成した時に、ファイルをある場所から別の場所にコピーします。

  • File Decompress

    入力のワークアイテムで指定されたアーカイブファイルを個々のファイルに解凍します。

  • File Pattern

    特定のパターンに合致したファイルに基づいてワークアイテムを生成します。

  • File Range

    特定のファイルパターンに基づいたフレーム範囲からワークアイテムを生成します。

  • File Remove

    指定したパスのファイルを削除します。

  • File Rename

    ファイルを名前変更または移動させます。

  • Filter by Expression

    上流のワークアイテムを条件付きでフィルタリングします。

  • Filter by Range

    指定したフレーム内またはアトリビュート範囲内にある上流のワークアイテムを絞り込みます。

  • Filter by State

    上流のワークアイテムをその状態によってフィルタリングします。

  • Generic Generator

    アトリビュートなしでコマンドラインを実行するワークアイテムを生成します。

  • Geometry Import

    SOPまたはジオメトリファイルのポイントまたはプリミティブをワークアイテムアトリビュートまたは一時ファイルに読み込みます。

  • HDA Processor

    デジタルアセットをクックするワークアイテムを生成します。

  • HQueue Scheduler

    HQueueを使用してワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • Houdini Server Begin

    持続型Houdiniコマンドサーバーを起動します。

  • ImageMagick

    一括で画像変換、サイズ変更、画像モザイクなどのImageMagickの機能に簡単にアクセスすることができます。

  • In Process Scheduler

    In-Processワークアイテムのスケジューリングを制御します。

  • Invoke

    入力ジオメトリに対してコンパイルブロックを呼び出します。

  • JSON Input

    JSONファイルからデータを抽出してアトリビュートを作成します。

  • JSON Output

    JSON出力を生成する色々なオペレーションを実行します。

  • Labs Archive Project

    現行HIPファイルの依存関係を収集してアーカイブ(書庫)にするユーティリティTOP。

  • Labs Concatenate Text

    複数のテキストファイルを単一ファイルに結合します。

  • Labs Cut Geometry to Partitions

    入力ジオメトリを分割します。

  • Labs Data Diff

    様々なジオメトリ、テキスト、画像ファイルを比較します。

  • Labs Extract Image Metadata

    iinfoを使用して画像メタデータを抽出します。

  • Labs File Cache Filter

    ファイルのキャッシュ化で使用されるワークアイテムを分割します。

  • Labs File Cache Partitioner

    ファイルキャッシュの範囲とWedge値に基づいてワークアイテムを分割/生成します。

  • Labs Filter by Value

    特定のアトリビュート値で1つ以上のワークアイテムをフィルタリングします。

  • Labs Filter by Value

    指定したアトリビュート値で複数のワークアイテムをフィルタリングします。

  • Labs Generate from Imageplanes

    画像内に見つかった画像平面に基づいてワークアイテムを生成します。

  • Labs Wedge

    アトリビュート値を可変させてワークアイテムを生成します。

  • Local Scheduler

    ローカルマシン上でワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • Make Directory

    ディレクトリを作成します。

  • Maya Server Begin

    持続型Mayaコマンドサーバーを起動します。

  • Merge

    上流のすべてのワークアイテムを結合します。

  • Node Pattern

    マッチしたノードに基づいてワークアイテムを生成します。

  • Nuke Server Begin

    持続型Nukeコマンドサーバーを開始します。

  • Null

    何もしません。

  • OP Notify

    何かしらのTOPワークが完了したことを通知します。

  • Output

    サブネット出力。

  • Partition by Attribute

    アトリビュートに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Bounds

    境界アイテムを使って、ソースアイテムを空間的に区分けします。

  • Partition by Combination

    ワークアイテムを2個毎、3個毎などに区分けします。

  • Partition by Comparison

    既存の比較を使ってワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Expression

    エクスプレッションに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Frame

    フレームに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Index

    インデックスに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Iteration

    フィードバックループの反復に基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Node

    ノードに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Range

    範囲に基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Tile

    軸に平行な境界ボックスを使ってワークアイテムを空間的に区分けします。

  • Perforce

    PDG経由でPerforceコマンドを実行します。

  • Python Partitioner

    Pythonスクリプトを使ってワークアイテムを区分けします。

  • Python Processor

    Pythonスクリプトを使ってワークアイテムを生成します。

  • Python Scheduler

    Pythonベースでプログラミング可能なPDG用スケジューラ。

  • Python Script

    Pythonスクリプトを実行するワークアイテムを生成します。

  • Python Server Begin

  • ROP Alembic Output

    埋め込まれたROP Alembic ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Composite Output

    埋め込まれたComposite ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP FBX Output

    埋め込まれたFBX ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Fetch

    ROPノードまたはROPネットワークをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Geometry Output

    埋め込まれたGeometry ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Karma Render

    埋め込まれたKarma ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Mantra Render

    埋め込まれたMantra ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP USD Output

    組み込まれたUSD ROPノードをクックするワークアイテムを作成します。

  • Range Extend

    上流のワークアイテムのフレーム範囲を広げて、必要に応じて新しいワークアイテムを追加します。

  • Range Generate

    指定した範囲のワークアイテムを生成します。

  • Render IFD

    Mantraを使ってIFDファイルをレンダリングするワークアイテムを生成します。

  • SQL Input

    SQLクエリの作成と行毎にワークアイテムを生成する入力ノードです。

  • SQL Output

    SQL INSERTクエリを生成する出力ノードです。

  • Send Email

    電子メールを送信します。

  • Service Create

    PDGサービスを作成します。

  • Service Delete

    PDGサービスを削除します。

  • Service Reset

    PDGサービスをリセットします。

  • Service Start

    PDGサービスを起動します。

  • Service Stop

    PDGサービスを停止します。

  • ShotGrid Create

    ShotGridエンティティを作成します。

  • ShotGrid Delete

    ShotGridからエンティティを削除します。

  • ShotGrid Download

    ShotGridからAttachmentをダウンロードします。

  • ShotGrid Find

    ShotGridエンティティを検索します。

  • ShotGrid Server Begin

    持続型ShotGridコマンドサーバーを起動します。

  • Shotgun Update

    Shotgunエンティティを更新します。

  • Shotgun Upload

    Shotgunにファイルをアップロードします。

  • Sort

    アトリビュートのリストからワークアイテムを並べ替えます。

  • Split

    上流のワークアイテムを2つのグループに分けます。

  • Subnetwork

    TOPノード用コンテナ。

  • Switch

    ネットワーク分岐を切り替えます。

  • TOP Fetch

    他のTOPネットワークをクックします。

  • TOP Fetch Input

    TOP Fetchで取得したネットワークの入力。

  • Text Output

    テキストを新しいファイルに書き出したり、既存ファイルに書き足します。

  • Tractor Scheduler

    PixarのTractorを使ってワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • URL Request

    URLからデータを要求するワークアイテムを作成します。

  • USD Add Assets to Gallery

    USDアセットをAsset Galleryに追加します。

  • USD Import

    USDステージで見つかったPrimsからワークアイテムを生成します。

  • USD Import Files

    USDステージで見つかったファイル参照からワークアイテムを作成します。

  • USD Render

    USDファイルを書き出すワークアイテムを作成します。

  • Wait for All

    上流のワークアイテムすべてが完了するのを待ちます。

  • Wedge

    アトリビュート値を色々と変えながらワークアイテムを生成します。

  • Work Item Expand

    ファイルリストまたはパーティションを複数のワークアイテムに展開します。

  • Work Item Import

    .jsonファイルまたは他のTOPノードからワークアイテムを取り込みます。

  • Xml Input

    XMLファイルからデータをワークアイテムアトリビュートに抽出します。