WireCaptureノードは、WireDeform SOPと併用して、ワイヤーキャプチャーウェイトを2番目の入力のキャプチャープリミティブの指定した半径内にあるポイントに割り当てることで 動作します。 プリミティブは、通常ではBezier/NURBSカーブですが、NURBSグリッドなどのプリミティブも使用することができます。 ポイントが2番目の入力のプリミティブに近いほど(つまりウェイト値が高いほど)、そのポイントの吸着力が強くなります。
WireCapture SOPは、見た目では(フィードバック用のポイントカラーの追加を除きます)ジオメトリを変更しません。 ジオメトリを実際に変更するには、それと同じ2番目の入力でWireDeform SOPを追加します。
パラメータ
Group
キャプチャーウェイトを割り当てるオプションのポイントグループ。 空っぽの場合、これは暗黙的にすべてのポイントが割り当てられます。
Parameters
Kernel Function
ポイントの距離をキャプチャープリミティブウェイトに変換するために使われるDropoff function。 この機能は、各プリミティブのキャプチャーパラメータに応じて正規化されます。
Treat Polygons As Lines
これには、2番目の入力のキャプチャープリミティブがポリゴンの時の挙動を指定します。 オンの時(デフォルト)、閉じた各ポリゴンが、1番目の頂点から開始したラインプリミティブとして扱われます。 オフの時、閉じた各ポリゴンが最初の3つの頂点に基づいたUV座標を持つフェースプリミティブとして使われます。
Destroy Existing Weights
これには、既存のワイヤーキャプチャーウェイトアトリビュートを壊すかどうか指定します。 オフの時、Blend Factorを使って、新しいキャプチャーウェイトを入力ジオメトリ内の既存のキャプチャーウェイトとブレンドします。
Note
キャプチャーはプリミティブの順番に基づいているので、このパラメータをオフにしたすべてのレイヤー化したWireCapture SOPは、 同じ2番目の入力を指定しなければなりません。
Visualize Weighting
オンの時、これはワイヤーキャプチャーウェイトを反映したポイントカラーアトリビュートを生成します。
Visualize Type
これには、 Visualize Weighting がオンの時に使用される可視化のタイプを指定します。
Single Primitive
各プリミティブのウェイトをカラーグラデーションで表示します。 複数のプリミティブから影響を受けているポイントに対しては、ブレンドした変形ウェイトのカラーを使用します。
Multiple Primitives
2番目の入力で見つかったプリミティブカラーのブレンドを使用します。 それらのプリミティブカラーが存在しなければ、 Single Primitive が使われます。
Visualize Mode
可視化で使用するグラデーションを指定します。
Infra-red
青(0)から赤(1)へ変わるカラースペクトル全体を利用します。
White to Red
白(0)から赤(1)へ変化するグラデーションを提供します。
Grayscale
黒(0)から白(1)へ変化するグラデーションを提供します。
Black Body
黒(0)から赤、黄、そして白(1)へ変化します。
Zero Weight Point Color
Multiple Primitives可視化タイプを使っているときに どのキャプチャープリミティブからも影響を受けないポイントに使用するカラーを指定します。
Capture
Initialize From Primitives
これは、2番目の入力で見つかったプリミティブを使って、以下のパラメータを初期化します。 プリミティブ番号を使って、プリミティブ毎にエントリーが作成されます。
Initialize From Groups
これは、2番目の入力で見つかったプリミティブグループを使って、以下のパラメータを初期化します。 名前付きプリミティブグループ毎にエントリーが作成されます。
Number of Primitives
これには、キャプチャーしたいプリミティブパラメータセットの数を指定します。 以下の各パラメータセットには、アクティブにするかどうかのトグルがあります。
Primitive
これには、 Subgroup , Falloff Start , U Radius and Lookup , U Range のパラメータを適用するプリミティブグループを指定します。
Subgroup
これには、以下のパラメータを割り当てるポイントのサブグループ( Group パラメータでリストしたグループ内)を指定します。
Min/Max Weight
これには、ウェイト値をスケールする範囲を指定します。
Falloff Start
これは、ウェイト1が割り当てられたポイントからの現行半径のパーセンテージです。 この値は0から1の範囲でなければなりません。 チャンネルがLookupパラメータに存在すれば、この値は、プリミティブのパラメトリックU値に沿って変化する場合があります。
U Radius and Lookup
ここの2つのパラメータコンポーネントを乗算して、プリミティブの有効なキャプチャー半径を決定します。 2番目のコンポーネント(Lookup)にチャンネルが含まれていれば、そのチャンネルは、時間の代わりにプリミティブの現行U値を使って評価されます。 これは、プリミティブのUの長さに沿った可変半径を指定することができます。 チャンネルの長さ(つまり、1番目のキーから最後のキーまで)がプリミティブのU長さにスケールされます。
Note
Lookupカーブがチャンネル参照なら、チャンネルの長さは、そのチャンネル参照の長さと同じでなければなりません。
U Range
これには、キャプチャーで使用するプリミティブのUサブ範囲を指定します。 1番目のコンポーネントには、開始U値を、2番目のコンポーネントには、終了U値を指定します。 どちらの値も0から1の範囲でなければなりません。 さらに、開始値は、終了値以下でなければなりません。
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