1番目の入力は、膨張ポイントを受け取ることで膨らみます。 各膨張ポイントでは、Inflation(膨張)ツールの形状に沿うように、その周辺のジオメトリが膨張ポイントを中心に外側方向に動かされます。 膨張ポイントは、そのツールジオメトリの内側にある必要はありませんが、外側にある場合、そのツールジオメトリは暗黙的に膨張ポイントを含むように広がります。
2つの入力を指定すると、2番目の入力がInflation(膨張)ツールになります。 3つの入力を指定すると、3番目の入力がInflation(膨張)ツールのRest Position(静止位置)になります。 Rest Position(静止位置)を指定すると、Rest Inflationポイントによって膨張ポイントの側面性が決まります。 現在の膨張ポイントがRest Inflationポイントと比較して、ジオメトリの反対側にあれば、その現在の膨張ポイントがジオメトリ内に入るように動かします。 Min Surf Distanceは、この挙動を制御します。
膨張するポイント毎に、1個の膨張ポイントが計算され、そのポイントに対して膨張が行なわれます。 膨張ポイントの代わり、または膨張ポイントに加えて、膨張プリミティブを指定する場合があります。 閉じたポリゴンは、凸で平坦であるとみなされ、膨張ポイントはポリゴンの最小点になります。 開いたポリラインは、各線セグメントの最小点で膨張ポイントを作成します。 見つかった膨張ポイントのセットは、補間されます。一番近くにあるポイントの Center Overlap 内にあるポイントが Blend Exponent に応じてブレンドされます。
パラメータ
Group
膨張の影響を受けるポイント。
Tool Group
ツールジオメトリとして使われるInflationツール内のプリミティブ。
Center Group
膨張ポイントとして使われるInflationツール内のポイント。
Center Overlap
膨張ポイントが相互作用するバンド幅を制御します。
Blend Exponent
Center Overlap の減衰率。
Min Surf Distance
これは、現在の膨張ポイントが1番目の入力サーフェスに対して、現在の膨張ポイントとRest Inflationポイント間を結んだ方向の最短距離です。 無効にすると、クリップが行なわれません。
Tightness
これは、膨張の減衰を制御します。値を3にすると、体積をほぼ保持します。2にすると、膨張が平面の内側で起きている場合に面積を保持します。
このパラメータは、ポイント単位基準で修正することができます。
Inflate to Farthest
通常では、膨張はツールジオメトリ内の1番目の出力サーフェスに当たった時に停止します。 このオプションは、一番遠くの交点を使って膨張させます。 これは、ジオメトリが膨張ポイントに対して凸になっていない場合には悪い結果になりますが、複数に重なったジオメトリの使用が可能になります。
Maximum Inflation Distance
これは、非凸ジオメトリを扱う時の Inflate to Farthest の悪い結果を最小限にするために使います。 これには、有効な膨張とみなす最大距離を指定します。この値よりも遠くにあるジオメトリは無視されます。
このパラメータは、ポイント単位基準で修正することができます。
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