Houdini 20.5 ノード APEXノード

Log

APEXログエントリをLog Viewerに追加します。

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Since 20.5

メッセージ、警告、エラーのエントリをLog ViewerのAPEXログタイプ下に追加します。 Log Viewerを開くには、ペインの上部にある New Tabアイコンをクリックして、 New Pane Tab Type ▸ Log Viewer を選択します。

このノードを含んだグラフをAPEX Invoke Graph SOPから呼び出すと、 そのログメッセージはSOPにも報告され、ノード情報ウィンドウに表示されます。

printf()書式と同様に、その書式化された文字列には、中括弧{}で閉じられた置換フィールドを含めます(ただし、%接頭辞は不要です)。 それらの置換フィールドは、入力のテキスト表現に置換されます。

Note

'{{'または'}}'の文字列は、1文字の'{'または'}'として出力されます。

APEX Scriptでログメッセージを出力する方法については、APEX Scriptのログ出力を参照してください。

フォーマット文法

置換フィールドの文法は以下のとおりです:

{[<index>][:<spec>]}

<index>は、書式文字列の後の引数の位置を参照するオプションの整数値です。 すべての置換フィールドで<index>を省略した場合、自動的に0, 1, 2, ...に置換されます。 インデックスありとインデックスなしの置換フィールドを混在させることは許可されていません。

コロン:の区切り文字が見つかれば、そのコロンの後の文字列が書式指定だと解釈されます。 <spec>フィールドの文法は以下のとおりです:

[[<fill>]<align>][<sign>][#][,][0][<width>][.<precision>][<type>]

フィールド

説明

<fill>

フィールド幅がプリントされる引数値よりも長い場合に使用される埋め文字。

<align>

フィールド内の値の整列を設定する1文字コード:

  • <: フィールドが左揃えになります。これは非数値のデフォルトです。

  • >: フィールドが右揃えになります。これは数値のデフォルトです。

  • ^: フィールドが中央揃えになります。

  • =: フィールドが数値揃えになります。これは右揃えと同じですが、符号文字と数値の間に埋め文字が挿入されます。この整列は数値でのみ利用可能です。

<sign>

数値に対して符号をどのようにプリントするかを指定した1文字:

  • +: 数値がプラス・マイナス関係なく常に符号をプリントします。

  • -: 数値がマイナスの場合にのみ符号をプリントします。

  • <space>: プラスの数値には先頭にスペースを使用し、マイナスの数値にはマイナスの符号を使用します。

#

このオプションは、2進数、8進数、16進数の出力にのみ利用可能です。 それぞれ数値の頭に'0b'、'0'、'0x'が付きます。

,

このオプションは、数値出力に桁区切りを追加します。 浮動小数点値の場合、これは、その浮動小数点の整数部にのみ適用されます。

<width>

フィールドの最小幅を指定します。 この幅よりも広い引数はそのまま全幅でプリントされます。 この<width>フィールドの頭に0を付けると、整列が数値整列に、埋め文字が0に自動的に設定されます。

<precision>

浮動小数点の精度を設定します。 他の型の場合、フィールドの最大幅を指定します。

<type>

型をどのように解釈するのかを指定した1文字コード。 引数の型が書式の型に対して無効だった場合、その書式の型は無視されます。サポートされている型:

  • b: 整数を2進数として出力します。

  • B: 整数を大文字2進数として出力します(#オプションを使用した場合)。

  • c: 整数をUnicodeコードポイントとして解釈して出力します。

  • d: 整数を10進数として出力します。これは整数のデフォルトです。

  • e: 浮動小数点に指数表記を使用します。

  • E: eと同じですが、指数表記が大文字です。

  • f: 浮動小数点に固定小数点表記を使用します。

  • F: fと同じです。

  • g: 浮動小数点をその大きさに応じて固定小数点または指数表記のどちらかの書式で出力します。たいていの場合、短い表記の方が使用されます。これが浮動小数点のデフォルトです。

  • G: gと同じですが、指数表記が大文字です。

  • o: 整数を8進数として出力します。

  • x: 整数や浮動小数点を16進数として出力します。浮動小数点の場合、これは特殊な16進数浮動小数点出力を使用します。

  • X: xと同じですが、すべてのアルファベットと接頭辞が大文字で出力されます。

  • %: 浮動小数点を受け取り、それを100倍し、固定小数点表記を使用してパーセント記号を付加して出力します。このモードのデフォルトの精度は2です。

入力

args0 Required

formatstring 内の1番目の{}サブ文字列を置換する入力。 このノードを実行するには、このポートとそれに呼応する出力が接続されていなければなりません。

severity: Int

ログエントリの重大度。対応している値:

  • 0: メッセージ

  • 1: 警告

  • 2: エラー

それ以外の値の場合、ログには何のエントリも追加されません。

formatstring: String

ログエントリの書式化された文字列。 {}サブ文字列は、それに呼応する入力値に置換されます。

args: VariadicArg<void>

args0 から始まる formatstring 内の{}サブ文字列を置換する入力値。

出力

args0

変更されていない args0 入力。

See also

APEXノード