この参照には、他のジオメトリの境界ボックス、または、一連のPrimsの境界を指定することができます。
パラメータ ¶
Sampling Behavior
このノードがクックされると、現行時間にただ1個のUSDタイムサンプルを生成するのではなく、たくさんのUSDタイムサンプルを生成することができます。
これは、このノードの後にCache LOPを接続することと同様ですが、こちらの方が非常に高速に評価され、他のノードからのデータをキャッシュ化しません。
これによって、以降のすべてのノードも時間依存にしてしまうノード時間依存を導入することなく、アニメーションデータをUSDで作成することができます。
その結果、一部のLOPネットワークの再生パフォーマンスを大幅に向上させることができます。
どのサンプリングモードでも、このノードのパラメータが時間と共に可変しない、且つ、ステージ上の他のタイムサンプルデータに依存していない場合、 呼応するアトリビュートに対して単一デフォルト値のみがUSD内で生成されます。 時間と共に可変するパラメータに対してのみUSDタイムサンプルが生成されます。
Sample Current Frame
現行時間に対して単一タイムサンプルが作成されます。
Sample Frame Range If Input Is Not Time Dependent
このノードの入力が時間依存の場合、このノードは、Sample Current Frame
モードと同様の挙動をします。
そうでない場合、このノードは、Sample Frame Range
モードと同様の挙動をします。
Sample Frame Range
Start/End/Inc パラメータを使用して、このノードのパラメータが評価される時間に対して複数の時間を生成し、それらの各時間においてアトリビュート毎にUSDタイムサンプルが作成されます。
Start/End/Inc
Sampling Behavior がSample Frame Range
の場合、このパラメータは、このノードで生成されるベースタイムサンプルの数と間隔を制御します。
このパラメータのデフォルト値は、@fstart
、@fend
、@finc
です。
これらの値は、Houdiniを操作する時のグローバルHoudiniアニメーション設定の開始フレーム、終了フレーム、ステップサイズに相当します。
ROPノードを使用してフレーム範囲を生成した場合、これらの値は、実行したそのROPノードで指定された開始フレーム、終了フレーム、ステップサイズに相当します。
このデフォルトは、ディスクに書き出されるUSDファイルに、(Houdiniアニメーション設定に関係なく)ROPで指定されたフレーム範囲ちょうどのタイムサンプルを含めます。
Subframe Sampling
このノードで生成されたプライマリサンプル毎に、これらのパラメータは、そのプライマリサンプル時間付近に追加でサンプルを生成させることができます。 これは、プライマリサンプル時間だけでなく、カメラシャッターの開閉時間ちょうどにも正確なデータが存在することを保証するために非常によく使用します。
Shutter
プライマリサンプル時間を基準にシャッターの開閉時間を指定するのに使用されるメソッドを制御します。
Specify Manually
Shutter Open/Close パラメータの値で、プライマリサンプル時間を基準とした正確なオフセット値を指定します。
Use Camera Prim
Camera Prim パラメータで、シャッターの開閉時間が抽出されるカメラPrimのシーングラフパスを指定することで、プライマリサンプル時間を基準としたオフセット値を指定します。
Shutter Open/Close
Shutter モードが Specify Manually の場合、ここの2つのオフセット値がプライマリサンプル時間に追加され、シャッターの開閉時間が指定されます。 シャッターの開時間は0以下に、閉時間は0以上に設定してください。
Camera Prim
Shutter モードが Use Camera Prim の場合、ここには、入力ノードのステージ上のカメラPrimのシーングラフパスを指定します。 このPrimからShutter Open/Closeのアトリビュート値が読み込まれます。
Samples
プライマリサンプル毎に作成するサブフレームサンプルの数。 これらのサンプルは、シャッターの開時間から閉時間の間で均等に分布します。 このような均等な分布は、ちょうどプライマリサンプル時間にサンプルが作成される場合と作成されない場合があることに注意してください。
Always Include Frame Sample
有効にすると、ちょうどプライマリサンプル時間にサンプルを作成させることができます。 シャッター開時間とシャッター閉時間のどちらの Samples 値も既にプライマリサンプル時間でサンプルが配置されている場合、このオプションを有効にしても何の効果もありません。 そうでない場合、このオプションによって、追加でサンプルが作成されます。 つまり、プライマリサンプルあたりの実際のサンプル数は、 Samples で指定されたサンプル数よりも多くなる可能性があります。
Primitives
このノードを動作させるPrim(s)。
Scene Graph Tree ペインからPrim(s)をこのテキストボックスにドラッグすることで、それらのパスを追加することができます。
または、このテキストボックスの隣にある再選択ボタンをクリックすることで、ビューア内でPrim(s)を選択することができます。
他にも、この再選択ボタンを⌃ Ctrlクリックすることで、ポップアップツリーウィンドウからPrim(s)を選択することができます。
コレクション内のすべてのPrimsのマッチング(
/path/to/prim.collection:‹name›
)といった高度なマッチングには、プリミティブパターンを使用すると良いでしょう。
Note
トランスフォームハンドルがコンテキストを認識できるようにするには、このパラメータを露出させる必要があります。 それをしなかった場合、ハンドルを適切に配置することができません。
Import Frame
ステージが評価されるフレーム番号。
Justify With
参照境界ボックスの計算方法。
Origin and Unit Size
参照ポイントは単位境界ボックスです。参照サイズは単位サイズになります。
Target Primitive(s)
指定したPrim(s)の境界ボックスが参照として使用されます。 指定したPrim(s)が存在しなかった場合、原点に位置するサイズゼロの境界ボックスが使用されます。
Location and Size
指定した位置とサイズで参照境界ボックスが作成されます。 その境界ボックスのコーナーは、 Justify With オプションに応じて異なります。
Target Source
ターゲットPrimsをこのノードの1番目または2番目のどちらの入力から取り込むのかを指定します。
Target Primitives
参照として使用するPrim(s)。2つ以上のPrimsを指定した場合、それらのPrimsを結合した境界ボックスが使用されます。
Target Position
このパラメータは、 Justify With が Location and Size に設定されている場合にのみ表示されます。 2番目の入力を指定しなかった場合の参照境界ボックスの基点。 これは、関係する軸の Justify With パラメータが Min でも Max でもない場合の境界ボックスの中心を意味します。 Min または Max の場合は、参照境界ボックスの端を意味します。
Target Size
このパラメータは、 Justify With が Location and Size に設定されている場合にのみ表示されます。 2番目の入力を指定しなかった場合の参照境界ボックスのサイズ。
Action
Apply Transform
結果のマッチサイズトランスフォームをPrim上のxformOpとして適用します。
Transform Geometry
結果のマッチサイズトランスフォームをpoint3f
タイプのアトリビュートに直接適用します。
Transform Suffix
Mode が Apply Transform に設定されている場合、XformOpの接尾辞を指定します。
Match Each Prim
有効にすると、 Primitives で指定された各Primが個々にサイズがマッチされるようになります。 無効にすると、すべてのPrimsが単一ジオメトリとして扱われます。
Translate
参照境界ボックスに一致するようにオブジェクトを移動させます。
Justify X/Y/Z
参照境界ボックスに一致するように各軸の移動方法を制御します。
None
軸方向に移動させません。
Min
オブジェクトの境界ボックスの最小値を参照ボックスの境界ボックスの最小値に整列させます。
Center
オブジェクトの境界ボックスの中心を参照ボックスの中心に整列させます。
Max
オブジェクトの境界ボックスの最大値を参照ボックスの境界ボックスの最大値に整列させます。
To
オブジェクトの位置合わせ先となる参照ボックスの軸を制御します。
Offset by
整列に適用する追加オフセット。 これによって、一定間隔の隙間やオーバーラップを指定することができます。
Scale to Fit
参照ボックスのサイズに合うようにジオメトリをスケールするかどうか。
Uniform Scale
すべての軸に均一にスケールさせることで、ジオメトリのアスペクト比を維持します。
Scale Axis
すべての軸を均一にスケールさせるのではなくて、どれかの軸をスケールさせた方がフィットすることもあります。 これは、その軸を指定します。
X
X軸に合うようにスケールします。
Y
Y軸に合うようにスケールします。
Z
Z軸に合うようにスケールします。
Best Fit
オブジェクトが完全に参照ボックス内に含まれるようにします。
Perimeter
2つのモデル間で合計エッジ長が合うようにスケールされます。 これは、どちらかのモデルにエッジがない場合には上手く定義されません。
Area
2つのモデル間で合計表面積が合うようにスケールされます。 これは、どちらかのモデルにサーフェスがない場合には上手く定義されません。
Volume
2つのモデル間で合計体積が合うようにスケールされます。 これは、どちらかのモデルに体積がない場合には上手く定義されません。
Scale X/Y/Z
各軸を参照ボックスにスケールさせるかどうかを制御します。
Scale
結果のスケールをこの量で乗算します。
See also |