On this page |
このノードは、入力レイヤから ヒストグラム を生成し、そのレイヤの定量データの分布を視覚的に表現します。 Mode パラメータでは、そのヒストグラムを棒グラフとして出力するのか、それとも、各バケット内のピクセル数に応じて強度が変化する一連の水平バーとして出力するのか設定することができます。
Note
ソースにアルファが含まれている場合、その結果のカラーバーはアルファで抜かれるので、クリップされる可能性があります。
このノードは、範囲とバケット数を定義して使用します。 そして、ソースレイヤ内の各ピクセルは、そのチャンネルをそれに呼応するバケットに追加します。 バケット内のピクセル数は、ソースレイヤ内の値の分布を示しています。
Note
値の範囲をバケット化すると、その範囲が一連の間隔に分割されます。
グレースケール画像の範囲を移動させたい場合は、このノードではなくRemap COPを使用すると良いでしょう。
パラメータ ¶
Signature
ソースが受け入れるレイヤタイプ。
Mode
出力するヒストグラムのタイプ。
Colored Bars
ヒストグラムを水平ランプとして出力します。 それぞれの垂直線は、そのバケット範囲内に収まっているソース内のピクセル数によって色分けされます。 ソースにアルファが含まれている場合、これがそのバーに影響し、クリッピングされる可能性があります。
Separate Bars
ヒストグラムをチャネル毎に別々の水平バーとして出力します。 各バーはグレースケールで、赤が下のバー、アルファ(存在する場合)が上のバーになります。
Graph
バーの強度を制御するのではなく、バーを描画する高さを制御します。 各チャネルは独立して実行されるため、赤、緑、青、アルファのバーが重なり合って混在します。
Buckets
範囲を分割するバケット数。 バケットが細かくなるほど、グラフの精度が良くなります。
Note
Histogramノードは、バケットに収まっているピクセルの総数の割合に基づいてバーの高さまたは強度を決定します。
Minimum
ヒストグラムを開始する値。
通常では、これは黒を示す0
です。
Maximum
ヒストグラムを終了する値。
通常では、これは白を示す1
です。
Outside Values
ヒストグラムの範囲外にあるピクセル値を管理するために使用されるメソッド。
破棄とクランプはチャネル毎に行なわれるので、Discard
を使用した場合、各チャネルの合計は同じにならない場合があります。
Discard
範囲外の値を無視するので、それらがヒストグラムには寄与しません。
Clamp
範囲外の値は、最初のバケットまたは最後のバケットに寄与します。 このメソッドだと、バケットの値が極端になりますが、ウィンドウが切り取った量を判断するのに役立ちます。
Scale
バケットに収まっているピクセルの総数の割合をスケールする量。 これは小さな割合であることが多いので、この値を増やすとグラフが見やすくなります。
Channel Scope
このノードの効果が適用されるRGBA チャンネル 。
Note
バーまたはチャンネルの数は変わらないので、スコープ外のチャンネルの寄与は0になります。
Toggle RGB
Red、Green、Blueのチャンネルを有効または無効にします。
Red
このノードの効果をRedチャンネルに適用します。
Green
このノードの効果をGreenチャンネルに適用します。
Blue
このノードの効果をBlueチャンネルに適用します。
Alpha
このノードの効果をAlphaチャンネルに適用します。
入力 ¶
source
ヒストグラムを構築するレイヤ。
active
ヒストグラムに使用するピクセルの領域を指定したレイヤ。
active
レイヤの値が0.5
以上のピクセルのみがヒストグラムに寄与します。
出力 ¶
histogram
source
のタイプとサイズが同じレイヤですが、 Mode パラメータに応じてヒストグラムが書き込まれています。
counts
Rawバケット値が格納されたレイヤ。
この幅はバケット数で、この高さは5
です。
(下から)最初の4行は、赤、緑、青、アルファのヒストグラム数です。
最後の行の0番目の列には、処理されたピクセルの総数が格納されています。
See also |