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このノードは、2つの非整数周波数を混合そて干渉パターンを生成します。
この干渉パターンは
クラドニ図形
に似ていて、振動する鉄板の上に砂を置いて、その砂をその振動(a
波とb
波)の節線まで動かす手法に基づいています。
Chladni Cymatic Patternsノードは、この手法を応用して、異なる振動モードを表現した効果を生成します。
このノードは、振動波全体ではなく、a
波とb
波の振幅(振動の最大幅)をパターンとして出力します。
Note
b
波はa
波のスケールとして計算されます。

例えば、このノードを使用することで、対称パターンの床タイルを作成することができます。
Note
このノードは、音響の視覚化の研究分野を指す Cymatics(サイマティクス) の例です。
パラメータ ¶
Output Mode
振幅をパターンとして出力するのに使用されるメソッド。 これによって、時間の影響を受けない動的な効果を確認することができます。
Nodal Lines
Threshold 以上の値を白として、 Threshold 未満の値を黒から白への滑らかな遷移として出力します。 これは、プレートの動かない部分に埃が集まる効果を模倣し、線画効果を生成します。
Absolute Value
波の振幅の絶対値を出力します。
これは、Nodal Lines
出力の逆と同様ですが、後で細かく修正できるように変更されていないデータを維持します。
Signed Value
波の振幅の符号付き値を出力します。 これは、公称位相が反転する領域にマイナス値を出力します。 符号は象限間で切り替わるので、パターンはタイル化されません。
Note
この公称位相とは、重ね合わされた振動波の最大値が抽出される時を指します。
Threshold
Output Mode がNodal Lines
の場合、これは、白として出力される最大 Amplitude 量を設定します。
Smoothing Width
Output Mode がNodal Lines
の場合、これは、白から黒の遷移にブラー効果を適用する Amplitude の量を設定します。
値が大きいほど、a
波とb
波間のブラー効果の厚みが太くなり、遷移が滑らかになります。
値が小さいほど、a
波とb
波間のブラー効果の厚みが細くなり、遷移が急になります。
このパラメータで遷移を滑らかにすることで、粗いギザギザの線を回避することができます。
Note
Smoothing Widthは、滑らかにする振幅値の差なので、平滑化の度合いは変わりません。
Amplitude
プライマリ(またはa
)波の振幅。この値は、出力の範囲を変更し、a
波とb
波をスケールします。
Amplitude Ratio
a
波とb
波おn振幅の比率。
比率が高いほど、b
波の多くが全体のパターンに適用されます。
比率が低いほど、a
波の多くが全体のパターンに適用されます。
Frequency
a
波の垂直周波数とb
波の水平周波数。
値が大きいほど、外側にズームし、a
波が垂直に、b
波が水平に繰り返す回数が増します。
値が小さいほど、内側にズームし、これらの垂直、水平に繰り返す回数が減ります。
これは、プライマリ周波数です。
Frequency Anisotropy
a
波の水平周波数とb
波の垂直周波数。
値が大きいほど、a
波が水平に、b
波が垂直に繰り返す回数が増します。
値が小さいほど、これらの水平、垂直に繰り返す回数が減ります。
これは、波と対数調整のセカンダリ周波数スケールです。 各単位の差は、実際の周波数を2倍または半分にします。
入力 ¶
size_ref
出力画像のサイズを決定し、メタデータを制御する標本レイヤ。
pos
ノイズに対してピクセルの画像座標の代わりに使用される値を持つオプションのUVレイヤ。
a
a
波の振幅( Amplitude パラメータ値)をスケールするオプションのレイヤ。
b
b
波の振幅( Amplitude と Amplitude Ratio のパラメータで決定)をスケールするオプションのレイヤ。
m
プライマリ周波数( Frequency パラメータ値)をスケールするオプションのレイヤ。
n
セカンダリ周波数( Frequency と Frequency Anisotropy のパラメータで制御)をスケールするオプションのレイヤ。
出力 ¶
chladni
クラドニパターンレイヤ。
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