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シェーダやレンダラーは、不正な浮動小数点値を生成する場合があります。 このノードは、そのような不正なピクセル(特に Not a Number(NAN) や無限値(Inf))を検出し、そのピクセルを修復またはハイライトします。 データが欠落しているピクセルは、そのピクセルを0にしたり、周囲のピクセルをブレンドして置換することで修復することができます( Illegal Pixels パラメータを参照してください)。
Note
このノードは、浮動小数点形式(16ビットおよび32ビットの浮動小数点)の不正ピクセルのみを検出します。 整数形式は、レンダラーで既に有効なカラー(場合によってはランダムなカラー)に量子化されているため、それを検出することができません。
ピクセルを0にする場合、このノードは、カラーのシフトを回避するために、たとえ1成分だけ不正だったとしてもピクセル全体を0にします。
ピクセルを置換する時に、ピクセルの一部の成分のみが不正だった場合、このノードは、その不正な成分のみを置換します。 不正なピクセルのブロックが大きい場合、このノードは、最大16回まで反復させてそのブロックの分解を試みます。 大きなブロックは画像内ではぼやけた部分として表示されるので、置換する不正ピクセルの数を制限すると良いでしょう。
パラメータ ¶
Illegal Pixels
不正なピクセルを修復またはフラグを立てるのに使用されるメソッド。 たいていの場合、修復は画像をそのまま続行したい時に使用し、フラグはシェーダをデバッグする時に使用します。
Fix by Blending Surrounding Pixels
不正なピクセルを周囲のピクセルをブレンドして置換します。 このメソッドは、少ない数のピクセルまたは孤立したピクセルに対して最適です。
Fix by Zeroing
下流のオペレーションで動作するようにNANをクリアします。 このメソッドは画像を視覚的に修正しません。
Show with Highlight
Highlight Color 値に基づいて、不正なピクセルをハイライト表示します。
Show by Isolating
不正なピクセルをハイライト表示して、すべての正しいピクセルをクリアします。
Highlight Color
Illegal Pixels がShow with Highlight
の時、ここには、不正ピクセルをハイライトするカラーを指定します。
Detect
検索する不正ピクセルのタイプ。
NaN Values
NaN値のみを検索します。
Infinite Values
無限値のみを検索します。
NaN and Infinite Values
NaN値と無限値の両方を検索します。
Custom
独自の Rule に応じて、値を検索します。
Rule
使用する独自ルール。
Less Than
比較値より小さいピクセルにフラグを立てます。
Less Than or Equal
比較値以下のピクセルにフラグを立てます。
Greater Than
比較値より大きいピクセルにフラグを立てます。
Greater Than or Equal
比較値以上のピクセルにフラグを立てます。
Equal
比較値と同じピクセルにフラグを立てます。
入力 ¶
source
検出したい不正な浮動小数点値を含んだ元のレイヤ。
出力 ¶
clean
不正な浮動小数点値が修復またはハイライトされたレイヤ。