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このノードは、2つの入力シーケンス間でワイプを実行します。
ワイプとは、1つの画像からもう1つの画像へ徐々に移り変わることを意味します。
ノードのデフォルト設定では、左から右に(左側はb入力、右側はa入力)移動する標準ワイプを出力します。
このノードは2つの画像を重ねます(a入力の上にb入力)。
またノードのパラメータは、2つの画像をどのように重ねてトランジションの効果を作成するのかを制御します。
例えば、 Operation をWipe、 Shape をRectangleに設定すると、上のレイヤの正方形の部分と、境界として機能する下のレイヤの露出された部分を表示することができます。
shapeおよびmask入力を接続すると、 Shape および Mask パラメータをさらにカスタマイズすることができます。
例えば、このノードを使用して、1つの画像からもう1つの画像へ変化するピクセル化されたデジタルビルボード効果を作成することができます。
レイヤが重なる場所とその重なり方を制御したい場合は、Blend COPではなくこのノードを使用してください。
Blend COPは、2つのレイヤを空間内で完全に重ねたままにします。
パラメータ ¶
Signature
ソースが受け入れるレイヤタイプ。
詳細は、シグネチャを参照してください。
Mask
元の値とミックスする新しい値の量。
値が大きいほど、新しい値をより多くミックスします。
値が小さいほど、新しい値をより少なくミックスします。
値が1の場合、このノードは新しい値のみを使用します。
デフォルト値は1です。詳細は、マスクを参照してください。
Amount
適用する Operation の量。
値が大きいほど、 Operation に適用するb入力が多くなります。
値が小さいほど、 Operation に適用するb入力が少なくなります。
デフォルト値は0.5です。
Operation
ノードが実行するトランジション処理。
Cross Dissolve
各ピクセルをa入力からb入力にブレンドします。
Per-Pixel Flip
ピクセルをa入力からb入力にランダムに切り替えます。
Wipe (デフォルト)
移動したり変化する形状を使用して、1つの画像(a入力)をもう1つの画像(b入力)に置き換えます。
Seed
Operation がPer-Pixel Flipに設定されている時、これはピクセル毎の反転動作を調整するための乱数シードです。
このパラメータを使用して、バリエーションのランダム性を選択することができます。
デフォルト値は0です。
Shape
Operation がWipeに設定されている時、これらはb入力に適用できる形状です。
shape入力を接続している場合、このパラメータではなく、その形状が使用されます。
Line (デフォルト)
画像全体を線が横切りながら、2つの画像を切り替えます。
Amount 値が大きいほど、b入力の画像がa入力の画像を覆う範囲が広くなります。
Amount 値が小さいほど、b入力の画像がa入力の画像を覆う範囲が狭くます。
Rectangle
b入力は、重なっている画像の中心から発生する四角形です。
Amount 値が大きいほど、四角形の画像が外側に拡大して、a入力の画像を覆う範囲が広くなります。
Amount 値が小さいほど、画像が中央に向かって収縮して、a入力の画像を覆う範囲が狭くなります。
Circle
b入力は、重なっている画像の中心から発生する円です。
Amount 値が大きいほど、画像の半径や外周が拡大して、a入力の画像を覆う範囲が広くなります。
Amount 値が小さいほど、画像の半径や外周が収縮して、a入力の画像を覆う範囲が狭くなります。
4 Corner Shrink
b入力の4つのコーナーは正方形で、境界から、重なっている画像の中心に向かって生じます。
Amount 値が大きいほど、画像のコーナーが中心に向かって拡大して、a入力の画像を覆う範囲が広くなります。
Amount 値が小さいほど、画像のコーナーが中心から外側に向かって収縮して、a入力の画像を覆う範囲が狭くなります。
Direction
Operation がWipeに設定され、 Shape がLineに設定されている時、これは線の向き(度)になります。
デフォルト値は0です。
Line Width
Operation がWipeに設定されている時、これは2つの画像間に描画される線の太さです(画像単位)。
デフォルト値は0.001です。
Line Color
Operation がWipeに設定されている時、これは2つの画像間に描画される線のカラーです(アルファを含む)。
デフォルト値は1, 1, 1, 1です。
入力 ¶
a
1番目の入力で、ワイプ処理のベースとなるレイヤです。
b
2番目の入力で、ワイプ処理のオーバーレイレイヤです。
shape
ピクセルが1つワイプから別のワイプに切り替わるタイミングを制御するオプションのレイヤ。 これは、最も暗い値がワイプの開始で、最も明るい値がワイプの終了になるように均等化されます。
mask
Mask パラメータでスケールされるピクセル単位のオプションのマスク量。
出力 ¶
wipe
ワイプ処理に基づいて2番目の画像に置き換えられた1番目の画像。
mask
2番目の画像が使用された部分では1、1番目の画像が使用された部分では0を持つレイヤ。
| See also |