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このSOPは、1枚以上の切断サーフェスを使って入力メッシュを粉砕します。
Voronoi Fracture SOPと同様に、これは(
Boolean SOPをベースにした)ハイレベルノードであり、
例えば、ピース名の設定、法線の再計算、隣接ピース間の拘束の構築といった、よく行なわれる粉砕関連のタスクを扱います。
入力
Geometry to Fracture
粉砕させるポリゴンジオメトリ。
Cutting Surface
そのジオメトリの粉砕に使用する切断ポリゴンサーフェス。
出力
Fractured Geometry
粉砕されたポリゴンジオメトリ。
Constraint Geometry
ピース毎に1個のポイント、隣接ピース間を繋げたポリラインを含んだジオメトリ。
これは、Constraint Networkの作成に役立ちます。
パラメータ
Group
粉砕させるジオメトリ。 グループを指定しなかった場合、入力ジオメトリ全体が粉砕されます。
Pieces
Name Attribute
(各破片に属したプリミティブを識別する)name
Primitiveアトリビュートの作成方法を指定します。
Overwrite
Piece Prefix と破片番号を組み合わせて名前を構築します。
Append
元のジオメトリに既にname
Primitiveアトリビュートが存在すれば、 Fracture Namespace を接頭辞として付けてから、 Piece Prefix と破片番号がそこに足されます。
これは、複数レベルの粉砕を行なう時に役立ちます。
Fracture Namespace
Name Attribute が Append に設定されている場合、この名前が各入力の破片の名前の頭に付きます。 これは、破片の名前が重複しないようにしたり、生成された新しい破片をグループ化する際に役立ちます。
Piece Prefix
粉砕によって作成された各破片の名前に適用する接頭辞。
Compute Interior Normals
内側ジオメトリのエッジが尖った外観になるように、それらの頂点法線を計算します。
Interior Cusp Angle
この角度よりも大きい角度を持つ内側ジオメトリのエッジが尖った外観になるように、それらの頂点法線を計算します。
Exterior Normals
入力ジオメトリの頂点法線を計算または更新する方法を指定します。
Preserve Existing Normals
入力ジオメトリにまだ法線がなく、且つ、 Compute Interior Normals が有効になっている場合にのみ頂点法線を計算します。
Recompute Normals
入力ジオメトリの頂点法線を常に計算します。
Do Not Compute Normals
入力ジオメトリの法線を計算しません。しかし Compute Interior Normals がまだ有効であるならば、滑らかな法線が計算されます。
Exterior Cusp Angle
この角度よりも大きな角度の入力ジオメトリのエッジに対して頂点法線を計算して、そのエッジを尖った外観にします。
Output Attributes
Attribute Name Prefix
Primitive Piece, Interior Group, Exterior Group のパラメータで指定したアトリビュートまたはグループ名の接頭辞を指定します。 この接頭辞を付けることで、複数レベルの粉砕を行なった時に簡単に固有のアトリビュート名を生成することができます。
Primitive Piece
各プリミティブに関連した破片番号を含んだアトリビュートの名前。
Copy Cutting Surface Attributes
入力の切断サーフェスのアトリビュートを出力ピースの内側ジオメトリにコピーします。
Point Attributes
切断サーフェスのポイントから出力ピースの内側ジオメトリのポイントにコピーするPointアトリビュート。
Vertex Attributes
切断サーフェスの頂点から出力ピースの内側ジオメトリの頂点にコピーするVertexアトリビュート。
Primitive Attributes
切断サーフェスのプリミティブから出力ピースの内側ジオメトリのプリミティブにコピーするPrimitiveアトリビュート。
Output Groups
Interior Group
Fractureを実行中に作成された内側サーフェスのプリミティブを含んだグループ。
Exterior Group
元の入力ジオメトリ内のプリミティブを含んだグループ。
Merge with Existing Groups
以前の粉砕でジオメトリ上にまだ内側と外側のグループが存在していた場合、その新しい内側プリミティブは内側グループに追加され、元の外側グループは維持されます。
この挙動によって、複数の粉砕処理によって作成されたすべての内側プリミティブが内側グループに格納されます(この内側グループはRBD Interior Detail SOPで役に立ちます)。
これを無効にすると、このノードによって追加された内側プリミティブのみが含まれるように内側グループが上書きされ、外側グループには入力プリミティブすべてが含まれるようになります。
Interior Seams
切断ジオメトリが自己交差した箇所のシームを示したエッジを含んだグループを作成します。
Exterior Seams
切断ジオメトリがオリジナルの入力ジオメトリと交差した箇所のシームを示したエッジを含んだグループを作成します。
Pieces Inside Cutting Geometry
切断ジオメトリ内に入っているピースを含んだプリミティブグループを作成します。 これは、入力ジオメトリと切断ジオメトリの両方がソリッドとして扱われている場合にのみ対応しています。
Surface Inside Cutting Geometry
切断ジオメトリ内に入っているオリジナルの入力ジオメトリのポリゴンを含んだグループを作成します。 これは、切断ジオメトリがソリッドとして扱われている場合にのみ対応しています。
Boolean Settings
Treat Geometry As
このジオメトリをソリッドオブジェクトの境界と見なすか、または、内側も外側もない平坦なサーフェスと見なすかどうかを指定します。
Treat Cutting Geometry As
このジオメトリをソリッドオブジェクトの境界と見なすか、または、内側も外側もない平坦なサーフェスと見なすかどうかを指定します。
Detriangulate
このノードは、内部的に入力ジオメトリを三角形に変換します。これは、出力する時にその三角形化したジオメトリを元のジオメトリに合うようにN角形のポリゴンに戻すかどうかを制御します。
All Polygons
同じ入力ポリゴンから生成された隣接三角形をまとめて結合します。
Only Unchanged Polygons
入力ポリゴンが演算の結果としてカットされている場合、その部分を三角形のまま維持します。それ以外の部分は三角形化されたポリゴンを元に戻します。
No Polygons
三角形化されたジオメトリを出力します。
Assume Seam Polygons Are Flat
ほとんどの“平坦な”ポリゴンは、浮動小数点精度の問題が原因で技術的には平坦ではありません。 これは、三角形化された出力結果を元に戻す時にそのような問題による違いを無視します。 ほとんどのケースでは、デフォルト(有効)で良いですが、非常に細かく作り込まれたサーフェス/距離が離れているサーフェスのジオメトリに対してプロシージャルなブーリアンをする場合には、これを無効にしたいことがあります。 これを無効にすることで、その出力結果には多くの三角形が残ります。
詳細は、上記のヒントとメモを参照してください。
Collapse Tiny Seam-Adjacent Edges
2つのモデルを組み合わせる時にそれらのモデルのエッジを非常に厳しく整列させたとしても、微小な数値精度誤差によって(通常では)それらのエッジは微小ながら整列しなくなってしまうので、出力結果に余計なエッジが発生します。 このオプションを有効にすると、このノードは、それらの微小エッジを自動的に結合します。そのため、なにかしらの理由で微小ポリゴンを本当に必要とする場合を除き、これを無効にするべきではありません。
Edge Length Threshold
Collapse Tiny Seam-Adjacent Edges が有効な時、この長さ以下のエッジが出力結果で自動的に結合されます。
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