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Since | 18.5 |
概要 ¶
Houdini 18.5以降のSOPジオメトリは、辞書アトリビュートに対応しています。 このノードは、辞書Detailアトリビュートに特定のノードのパラメータ値を格納します。 このノードを使用することで、特定のノードの設定を記録することができるので、下流のノードはそのジオメトリがどのように構築されたのかを知ることができます。
このノードを使用することで、ノードグラフを、個々のノードパラメータ値がアトリビュートとして記録されたジオメトリに変換することができます。
Tipsとメモ ¶
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このノードは常に現行時間におけるパラメータ値を取得します。
パラメータ ¶
Method
特定のノードのパラメータ値を辞書Detailアトリビュートにコピーするのか、または、サブネット内のノードグラフのジオメトリ表現を構築するのかを選択します。
Detail from Single Node
特定のノードのパラメータ値を含んだ辞書アトリビュートをDetail(ジオメトリ全体)上に作成します。
Points from Subnetwork
ノードグラフ内のノードをポイントにエンコードし、そのノードのパラメータ値をそのポイントのアトリビュートとして追加されたポイントセットを出力します。
Points from Compiled Block
Subnetwork と同様ですが、ターゲットノードにはコンパイルブロックのBlock Endノードを指定します。 このノードは、そのコンパイルブロックに属したすべてのノードを自動的にポイントにエンコードします。
Point from Single Node
指定したノードのパラメータがベイクされた単一ポイントを出力します。 これは、手動でネットワークを接続する際に役立ちます。
Points系メソッドは、入力を、生成されたポイントに 置換 します(Points系メソッドは入力内のジオメトリを通過させません)。
Node Path
パラメータの読み込み先となるノード。
これは、ターゲットノードのパラメータに依存関係を作成しますが、ターゲットノード自体のデータには依存関係は作成されません。 ターゲットノードのパラメータインターフェースを編集しても依存関係は発動されないので、ターゲットノード上にSpareパラメータを作成または削除しても、このノードは再クックされません。
Category Filter
どのノードタイプカテゴリ(例えば、SOP
, VOP
)をポイントにエンコードするのか指定します。
ここには、スペース区切りで名前のリストを指定することができます。
デフォルトの*
は、すべてのカテゴリを意味します。
Attribute
パラメータデータを格納するために作成する辞書アトリビュートの名前。 Method が Single Node の場合、これはDetailアトリビュートになります。 それ以外の場合、これはノードを表現したポイントのPointアトリビュートになります。
Parameter Filter
内部名 がここで指定した名前/パターンに合致したパラメータの値のみがアトリビュートに格納されます。
ここには、スペース区切りで名前/パターンのリストを指定することができます。
デフォルトの*
は、すべてのパラメータが格納されることを意味します。
マルチパラメータインスタンスは、そのパラメータが合致 且つ その親のマルチパラメータフォルダにも合致した場合のみ格納されることに注意してください。
Flatten Multiparms
これを無効にすると、このノードはマルチパラメータフォルダを単一アイテムとして格納します。その場合の値はマルチパラメータインスタンスのリストになります。
これを有効にすると、このノードはマルチパラメータをセパレートキーとして格納します(例えば、3個のインスタンスで構成されたvalue
という名前のマルチパラメータはvalue1
, value2
, value3
という名前のセパレートキーとして格納されます)。
デフォルトは無効になっています。
Flatten Ramps
Flatten Multiparm と同様ですが、ランプパラメータ用です。
Evaluate Parameters
エクスプレッションを含んだパラメータは、通常では現行時間で評価され、その現行値が格納されます。 しかし、このノードのクック外でパラメータを評価するのは不可能どころか感知すらされないです。 これを無効にすると、定数値が格納され、エクスプレッションは評価されません。
Include Locked Geometry
このノードがロックされたSOPノードの場合、ジオメトリはパックされ、生成されたポイントに取り付けられます。
Create Implicit Wires
グラフ内に暗黙的なワイヤリングが使われていることが多々あります。 Spare入力、ブロックパス、サブネットワーク出力は、どれも実際の入力というよりかはパラメータまたはフラグによって制御されています。 これを有効にすると、そのような暗黙的なワイヤリングを表現したポリラインを明示的に作成します。 明示的なワイヤーは、名前の重複やポイントの名前変更の影響を受けないので、ジオメトリ操作の耐久性に強いです。