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概要 ¶
以下の2つのどちらかの方法で、“ターゲット”ポイントを指定することができます:
-
すべてのポイントが1つの入力内にある場合、1番目の入力に接続して、 Target Group フィールドで2個以上のポイントを指定します。 このノードは、 Target Group フィールドで指定されたポイントに最も近いポイントをその1番目の入力から検索します。
または
-
“最も近いポイントの候補”となるポイントを1番目の入力に、“ターゲット”ポイントを2番目の入力に接続します。 このノードは、2番目の入力のポイントに最も近いポイントをその1番目の入力から検索します。
出力アトリビュート ¶
このノードは、最も近いポイント上に様々なアトリビュート(各ポイントから最も近いターゲットポイントまでの距離を含んだPointアトリビュートなど)を作成します。それらのアトリビュートを使用することで、下流のノードでそれらの最も近いポイントを扱うことができます。
デフォルトでは、このノードは、nearestpoint
Pointアトリビュート(各ポイントに最も近いターゲットポイントのポイント番号が格納されます。 Search Radius 内にないポイントには-1
が入ります)のみを作成します。
他にも役立つアトリビュートを生成することができます。
詳細は、以下のOutput Attributesパラメータを参照してください。
例えば、nearestdistance
Pointアトリビュートを作成してから、後でCopy to Pointsノードを使用して、そのノードの Group フィールドに@nearestdistance>-1
を使用することで、 Search Radius 内にあるポイントにのみジオメトリをコピーすることができます。
Target points as spheres ¶
ポイント上に半径アトリビュートを指定して“ターゲット”ポイントを球として扱えば、そのポイントの代わりにその球の仮想的なサーフェスに最も近いポイントを検索することができます。
この半径アトリビュートの通例のアトリビュート名はpscale
です。
色々なノードやレンダラーでも、can create a pscale
Pointアトリビュートを作成したり、そのアトリビュートを特別に扱うことができます(ポイント上にpscale
アトリビュートが存在すれば、Houdiniのほとんどのコンテキストでは、そのポイントは、その位置を中心とした半径がpscale
値の球として扱われます)。
指定したアトリビュートが存在しなかった場合、または、その半径スケールを0
に設定した場合、このノードは球ではなくポイントで比較します。
入力 ¶
Input Geometry
1番目の入力のみが接続されている場合、このノードは、 Target Group フィールドで指定されたポイントに最も近いポイントをこの入力から検索します。
両方の入力が接続されている場合、このノードは、2番目の入力の Target Group に最も近いポイントをこの入力から検索します。
Optional Comparison Geometry
両方の入力が接続されている場合、このノードは、2番目の入力のターゲットポイントを使用します。
パラメータ ¶
Group
近接度を計算するポイント。 ここが空っぽの場合、このノードは、すべてのポイントを計算します。
Target Group
近接度が計算される基点となるポイント。 ここが空っぽの場合、すべてのポイントが近接度計算のターゲットになります。
Note
ポイントが Group と Target Group の両方のグループに入っていたとしても、ポイントは自身が最も近いポイントとして考慮されません。
Search Radius
近接ポイントが検索される最長距離。 この距離を制限することで、このノードを高速化することができます。
Maximum Points
最大でこの数の近接ポイントが検索されます。 この数を制限することで、このノードを高速化することができます。
Treat Points as Spheres
各“ターゲット”ポイント上の(以下の Point Radius Attribute で指定された)Pointアトリビュートを半径として使用して、ターゲットポイントをターゲット球として扱い、 各ターゲット球のサーフェスに最も近いポイントを検索します。
Point Radius Attribute
Treat Points as Spheres が有効な時、ここには、各ポイントを中心とした球の半径が格納されているターゲットポイント上のPointアトリビュートの名前を指定します。
この半径アトリビュートの通例のアトリビュート名はpscale
で、他の様々なノードで作成または使用されています。
Radius Scale
Treat Points as Spheres が有効な時、このノードは、仮想的な球までの距離を測定する際に Point Radius Attribute の値をこの値で乗算します。 例えば、適用する内容に応じて、接触を回避するために少しスケールを大きくしたり、重なりを作成するために少しスケールを小さくするのに役立ちます。
Output Attributes ¶
Nearest Point
これを有効にすると、このノードは、この名前の整数Pointアトリビュートを作成し、
このポイントに最も近いターゲットポイントの ポイント番号 が格納されます。
Maximum distance 内にポイントがない場合は-1
が格納されます。
Nearest Distance
これを有効にすると、このノードは、この名前の浮動小数点Pointアトリビュートを作成し、
このポイントから最も近いターゲットポイントまでの距離が格納されます。
このポイントが Search Radius 範囲外、このポイントが近接ポイントの上位 Maximum Points までに入っていない、このポイントがターゲットポイントの場合は-1.0
が格納されます。
Proximity Count
これを有効にすると、このノードは、この名前の整数Pointアトリビュートを作成し、 ターゲットポイントから Search Radius 内にある近接ポイントの数が格納されます。 この数が Maximum Points の数を超えることはありません。
Nearest Points
これを有効にすると、このノードは、この名前の 整数配列 Pointアトリビュートを作成し、 ターゲットポイントから Search Radius 内にある近接ポイントの ポイント番号 のリストが格納されます。 これらのポイントは、近い順でソートされます。 この配列の長さが Maximum Points の数を超えることはありません。
Nearest Distances
これを有効にすると、このノードは、この名前の 浮動小数点配列 Pointアトリビュートを作成し、 ターゲットポイントから Search Radius 内にある近接ポイントまでの 距離 のリストが格納されます。 この距離は、近い順でソートされるので、同じターゲットポイント上の Nearest Points 配列の呼応するインデックスからポイント番号を取得することができます。 この配列の長さが Maximum Points の数を超えることはありません。
Nearby Group
これを有効にすると、最低でも Group Threshold の数だけ見つかった近接ポイントがこのポイントグループに格納されます。 Group Threshold の数だけ見つからなかった近接ポイントは、既存グループから除去されます。
Group Threshold
Nearby Group のグループに格納されるのに必要な近接ポイントの数。
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