| Since | 17.0 |
このSOPでは、エージェントプリミティブの定義をディスクに簡単に書き出せるようにAgent ROPとAgent SOPを組み合わせました。
これは、SOPチェーン(例えば、Agent Clip SOPと
Agent Layer SOP)の最後でエージェントを初期化するのに便利です。
エージェント定義を別々のファイルに保存するメリットについては、キャッシュ化のヘルプページを参照してください。
パラメータ ¶
Load from Disk
入力エージェント、ディスク上のエージェント定義ファイルから読み込まれたエージェントのどちらを読み込むのか切り替えます。
Keep External References
エージェントプリミティブがディスク上のエージェント定義ファイルを参照すべきかどうかを指定します。
有効の場合、エージェントをジオメトリファイルに保存すると、エージェント定義は(自己完結型でも、より大きいジオメトリファイルを
生成する).bgeoあるいは.geoファイルに埋め込むのではなく、エージェント定義ファイルへの参照のみを保存します。
Reload
エージェント定義を再読み込みします。
Agent Properties ¶
Rest Frame
ディスクに保存する時に入力エージェントが評価されるフレームを指定します。 入力エージェントが時間依存の場合、これは、どのフレームのエージェント定義とアトリビュート値をキャッシュ化するのかを制御します。
Agent Name
エージェントの名前。他のパラメータ値で$AGENTローカル変数を使ってエージェントの名前を参照できるように、このパラメータが便宜的に用意されています。
Cache Directory
エージェント定義ファイルの親ディレクトリ。他のファイル名パラメータで$CACHEDIRローカル変数を使ってそのディレクトリを参照できるように、このパラメータが便宜的に用意されています。
Save to Disk
エージェント定義ファイルをディスクに書き出します。
Skip Existing Frames
既存フレームのレンダリングをスキップします。このパラメータには3つの値があります。
Overwrite existing frames
このオプションは、ディスク上のファイルの有無に関わらず、すべてのフレームをレンダリングします。
Skip frames that exist
vm_pictureパラメータに該当するディスクファイルが存在すれば、そのレンダリングを実行しません。
Skip frames that are valid images
ディスクファイルが存在すれば、レンダリングを実行する前に、その画像の整合性をチェックします。 このオプションは、画像の読み込みに負荷がかかりますが、完全にレンダリングされなかった画像を再レンダリングします。
Rig
エージェントリグのファイル名。このリグファイルは、エージェントのトランスフォーム階層を記述したJSONファイルです。
Agent Layers
エージェントレイヤファイルのファイル名パターン。
${LAYER}ローカル変数を使用することで、そのファイル名にレイヤの名前を含ませることができます。
Shape Library
エージェントシェイプライブラリ用のファイル名。
Clips
エージェントクリップファイルのファイル名パターン。
${CLIP}ローカル変数を使用することで、そのファイル名にクリップの名前を含ませることができます。
Transform Groups
エージェントトランスフォームグループファイルのファイル名パターン。
${TRANSFORM_GROUP}ローカル変数を使用することで、そのファイル名にトランスフォームグループの名前を含ませることができます。
Metadata
エージェント定義のメタデータのファイル名パターン。このファイルは追加カスタムデータを含んだJSONファイルです。
Attributes
エージェントプリミティブのアトリビュートとプロパティ(エージェントの現行レイヤなど)を含んだジオメトリファイルを保存します。 これはエージェント定義の一部ではありませんが、キャッシュを読み込む時にその入力エージェントのアトリビュートを保持するのに役立ちます。
Agent Properties ¶
エージェント定義がディスクから読み込まれた時のエージェントプロパティの初期値(例えば、表示するレイヤなど)を指定します。
Current Layers
エージェントに割り当てるレイヤ(またはレイヤのリスト)。
Allow Attributes to Override が有効な時、これが、入力ポイント上のcurrentlayers文字列配列アトリビュート(またはcurrentlayer文字列アトリビュート)で置換されます。
デフォルトでは、このパラメータは空っぽです。これは Layer Name パラメータの値を使用することを意味します。
ディスクからエージェントを読み込む時、defaultという名前のレイヤが存在すれば、そのレイヤが使用されます。
存在しなければ、エージェント定義内で利用可能な1番目のレイヤが使用されます。
Collision Layers
エージェントに割り当てるコリジョンレイヤ(またはコリジョンレイヤのリスト)。
Allow Attributes to Override が有効な時、このコリジョンレイヤが、入力ポイント上のcollisionlayers文字列配列アトリビュート(またはcollisionlayer文字列アトリビュート)で置換されます。
デフォルトでは、このパラメータは空っぽです。これは Collision Layer Name パラメータの値を使用することを意味します。
ディスクからエージェントを読み込む時、collisionという名前のレイヤが存在すれば、そのレイヤが使用されます。
存在しなければ、エージェント定義内で利用可能な1番目のレイヤが使用されます。
Current Clip
エージェントが走るアニメーションクリップの名前。
Allow Attributes to Override が有効な時、これが、入力ポイント上のcurrentclip文字列アトリビュートで置換されます。
デフォルトでは、このパラメータは空っぽです。これは、エージェント定義内で最初に利用可能なクリップを使用することを意味します。
Clip Offset
再生を開始する現行クリップまでの時間(秒)。
Allow Attributes to Override が有効で、且つ入力ポイントにclipoffset浮動小数点アトリビュートが含まれている時、
各エージェントに対して、これらの値がこのパラメータ値に追加されます。
Apply Clip Locomotion
有効にすると、ロコモーションクリップを簡単に事前確認できるように、エージェントリグから__locomotion__トランスフォームを適用します。
| See also |