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このノードは、対称なモデルの片側半分のMuscleジオメトリを複製します。モデルのもう片方のMuscleジオメトリを作成する時に、Muscleに対して対称化された適切なmuscle_id
も作成されます。
対称化グループ ¶
Muscle Mirrorノードで重要なパラメータは、グループ設定です。 これは、どのMuscleが対称化されるのかを制御します。 グループ構成を誤ると、中央Muscleが複製され、Muscleソルバ内の付着拘束が壊れてしまいます。
このノードには、対称化の挙動を制御するのに重要なパラメータがいくつかあります。
From/To 接頭辞を調整することで、命名規則を制御することができます。デフォルトでは、対称化されたジオメトリのL_
接頭辞をR_
に変換しますが、別の命名規則がある場合や対称化する側が異なる場合は、必要に応じてこれを変更すると良いです。
拘束の対称化を理解する ¶
拘束を対称化する時、3つの主要なタイプのDetailアトリビュートがあります:
-
すべてのMuscle Glue拘束用の
musclegluedict
-
すべてのMuscle to Bone拘束用の
muscletobonedict
-
すべてのMuscle to Muscle拘束用の
muscletomuscledict
対称化処理は、左側のMuscleの上記どれかのアトリビュートのエントリーを複製し、その複製内でL_
接頭辞をR_
に置換します。
C_
接頭辞が使用されている中央Muscleの場合、このノードは、対称化されたペア間に適切な拘束リレーションシップを維持しつつ、そのエントリーを複製せずに残します。
トラブルシューティング ¶
対称化されたMuscleを作成した後は、
Muscle Constraint Properties Vellum SOPノードを使用することで、拘束が正しく対称化されているかどうか確認することができます:
-
Muscle Mirror SOP の後に
Muscle Constraint Properties Vellum SOPノードを作成します。
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ボーンジオメトリをその2番目の入力に接続します。
-
Enable All のチェックボックスを有効にします。これによって、拘束に余計な変更を加えることなくその拘束をプレビューすることができます。
-
Muscle to Muscle タブや Muscle to Bone タブを切り替えて、対称化されたMuscleが正しいことを確認します。
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片側がもつれて表示されている、または、拘束の接続が正しくない場合は、 Muscle Mirror SOP の Group パラメータを確認してください。対称化するべきでない中央Muscleを除外する必要があります。
パラメータ ¶
Group
ミラーリングパラメータを適用するMuscle(s)を指定します。 空っぽのままにすると、すべての入力のMuscleがミラー化されます。
From Prefix
muscle_id
の値に使用する、名前の接頭辞を指定します。例えば、Muscleの名前がL_gastronemius
やL_oblique
としたい場合、このパラメータ値はL_
になります。
To Prefix
自動的に生成されるすべてのMuscleジオメトリで、 From Prefix に置き換える名前の接頭辞を指定します。例えば、 From Prefix のパラメータ値がL_
の場合、 To Prefix パラメータ値をR_
にすると、R_gastronemius
やR_oblique
などのようになります。
Origin
Muscleの原点を基準としたミラー平面のXYZ位置。
Distance
Origin からのミラー平面の距離オフセット。
Direction
Muscleを対称化させる平面(X, Y, Z)。 また、そのミラー平面の法線方向を決めます。
入力 ¶
Input 1
ソリッドMuscleジオメトリ。
出力 ¶
Output
対称化したMuscleを適切なmuscle_id
アトリビュート付きで複製します。
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