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概要
このノードは、ジオメトリグラフに変換されたSOPノードブロックを実行します。 これは、SOPノードブロックの入力がジオメトリグラフに接続されているかのようにSOPノードブロックを実行します。
このノードの有用性は非常に奥深いです。
このノードを使用してノードチェーンをジオメトリに圧縮することで、実際にノードを作成するオーバーヘッドを減らすことができますが、そのジオメトリの扱いが複雑になります。
このノードを使用することで、実行する前に必要なSOPネットワークを生成するSOPネットワークを用意することができます。 クック中にノードを生成したり削除することができないので、例えば、HDAが何かしらのデータを処理するカスタムメイドのノードを生成する必要があっても、HDAはクックパスの外側以外ではカスタムメイドのノードを生成することはできません。 しかし、HDAはクック中にジオメトリを生成することができるので、その新しいジオメトリをInvoke Graphに接続すれば、オペレーションを適用することができます。
Note
ジオメトリグラフにはエクスプレッションやチャンネルを含めることができないので、ノードネットワークからジオメトリグラフへの変換はそう簡単にはいかないことが多いです。 Parameter Overrideを使用することで、チャンネルの機能性を得ることができます。
入力
-
1番目の入力は、処理するジオメトリグラフです。これは、
Attribute from Parametersノードを使って生成される形式のジオメトリグラフを接続します。 Explicit Wiresオプションを使用することで、
path
アトリビュートに依存しないグラフを構築することができます。 -
このノードの入力の数を指定することができます。各入力は、ジオメトリグラフの入力を“上書き”することができます。
-
Compile Blockモードでは、 Input Name パラメータの値によって、入力とBegin Compileノードがマッチされます。
例えば、ブロック内の
Block Begin Compileノードの Input Name パラメータを
piece
に設定してから、このノードで入力を作成して、さらにその Input Name をpiece
に設定すると、このノードがそのブロックを実行する際にそのBegin Compileノードの入力を上書きします。 -
Explicit Output / Inputsモードでは、指定した入力ポイントグループに基づいて順番通りに入力がマッチされます。
パラメータ
Method
これは、グラフの呼び出し方法を制御します。
そのグラフがコンパイルブロックから生成されたものであれば、 Invoke Compiled Block メソッドはInvokeノードの挙動と同等になります。
他にも、ポイントを繋げてグラフを生成することもできます。その場合、 Invoke Explicit Inputs / Outputs メソッドはコンパイルブロックを自動的にラップします。
Invoke Compiled Block
ルート出力をpath
で指定します。
該当するpath
アトリビュートを含んだポイントはルートとして使用され、そのポイントは必ずBlock End Compileノードでなければなりません。
入力はネットワークを走査して検索され、入力の
parms
アトリビュートに格納された名前が使用されます。
Invoke Explicit Inputs / Outputs
ルート出力をポイントグループで指定します。 そのグループ内の最初のポイントが使用されます。 そのポイントはコンパイルブロックである必要はありませんが、 その代わりに暗黙的なコンパイルブロックでそのポイントと入力グループ内のポイントもラップされます。 入力のポイント番号は、このノードの入力に接続されます。
Output
出力ノードのパス。これは必ずコンパイルブロックでなければなりません。
path
Pointアトリビュートを使用して該当するポイントが検索されます。
Input # Name
各入力の名前。出力に呼応したBlock Beginポイントのparms
に格納された名前でマッチされて使用されます。
Output Type
出力タイプの決め方。 最初または最後のポイントが常に出力ノードであるというルールでグラフを構築することができます。 このルールなら、使用するポイントを簡単に知ることができます。 他の方法では、グループを使用することができます。 その場合、グループ内の最初のポイントが出力ポイントになります。
Output Group
このポイントグループの最初のポイントがグラフの出力ポイントになります。
Input Group
これらのポイントがグラフの入力になります。 Block Begin Compileノードが暗黙的にそれらの最初の入力に接続され、このノードの追加入力に応じてフックされます。
Unload Behavior
実行されたブロックの中間データをアンロードするかどうか(または、このノード上でその中間データをキャッシュ化するかどうか)。 通常ではコンパイルブロックはキャッシュ化すべきでない繰り返しセクションで使用するので、このパラメータのデフォルトは Always (常にアンロード)になっています。 この設定はメモリをあまり使用しません。
Never
アンロードしません(つまり、実行されたブロックの中間データをキャッシュ化します)。
Use node’s flag
このノードのUnloadフラグをチェックして、キャッシュをアンロードするかどうか決めます。
Always
中間データを常にアンロードします(つまり、キャッシュ化しません)。
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