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Since | 20.0 |
概要 ¶
このノードは、指定した Camera に基づいた Pixel または Dicing Quality の測定基準と比較して十分に小さくなるまで、入力ジオメトリの細分化を繰り返します。 これを使用することで、レンダリング時のDicingの代替となるレンダリング用ジオメトリを生成することができます。 例えば、Karmaや他のレンダラーでは表現が難しいジオメトリの変形を、VEXやHoudiniオペレーションセットによって行なうことができます。
Note
このノードは、TriDivide SOPを使用して近似のスムージングサブディジョンを実行しているので、レンダリング時に滑らかにすることを前提としている平坦なグリッドまたはジオメトリに対して非常に上手く動作します。
パラメータ ¶
Group
細分化されるプリミティブグループ。
Camera
出力ポリゴンの最終サイズの測定に使用されるカメラ。
Tip
Solarisカメラの場合、まず最初にLOP Import Camera OBJノードを使用してLOPからカメラを取り込み、次に、そのノードを Camera として指定することができます。
Measure
出力されるポリゴンが満たさなければならないカメラ関連の測定基準。
Pixels
各出力ポリゴンは、指定した Camera に投影した時に、このピクセル領域よりも小さいです。
Karma Dicing
KarmaレンダラーでDicing Qualityを指定した時に使用される基準を、指定した Camera の尺度で近似化します。
Min Area
Measure が Pixels に設定されている場合、出力ジオメトリによって網羅されるピクセルの最小面積。
Dicing Quality
Measure が Karma Dicing に設定されている場合、近似されたDicing Quality設定。
1
の値は、1ピクセルあたりで約1ポリゴンが作成されます。
このパラメータを変更すると、 Dicing Quality の 2乗 の係数で細分化の量が増減します。
水平方向にのみもっとディテールが必要な場合は、代わりに Z Importance を上げることを検討してください。
Geometry Z Measure
ジオメトリのZ座標が Min Area または Dicing Quality の基準を満たしているかどうか測定する前にそのZ座標が投影される空間。 X座標とY座標は常にピクセル空間ですが、カメラ方向のZ座標は異なる空間にすることができます。
Camera Space
Z座標がカメラ空間にマッピングされ、その値の範囲は0
から(camera_far - camera_near)
になります。
このマッピングは、小規模から中規模のシーンで上手く動作し、地平線のディテールが上手く維持されます。
しかし、非常に大きなカメラ距離の場合、地平線でジオメトリが極端に引き延ばされてしまい、過剰なダイシングとメモリ使用量が消費されてしまう可能性があります。
Pixel Space
Z座標がピクセル空間にマッピングされ、その値の範囲は0
からmax(xres, yres)
になります。
このマッピングは、スケールが大きく変化する状況でもより一貫したダイシングをすることができます。
しかし、カメラの画角が広い場合は、地平線のディテールを維持するために Z Importance を上げる必要が出てきます。
Z Importance
Geometry Z Measure パラメータで指定されたマッピングのスケール。 この値を上げると、地平線沿いの遠距離のディテールが細かくなります。 通常では、この方が全体の Dicing Quality を上げるよりも少ないメモリ使用量で済みます。
Resolution
Camera でレンダリングされる画像の解像度。 デフォルトでは、これらのパラメータはエクスプレッションを使用して、カメラオブジェクトから直接解像度を読み込みます。
Screen Window Size
スクリーンウィンドウのサイズ。 この値を上げると、サブディビジョンがスクリーン外の領域まで延長されます。 これは、結果のジオメトリをビューの水平方向に変位させる場合で特に役立ちます。